アンティーク望遠鏡(7)…昔のカタログから(その5)2006年05月06日 16時58分03秒


★天体観測・地上観測兼用望遠鏡(Combined Astronomical and Look-out Day Telescope)

全てが最上等。光沢のある総真鍮製で、露出部位はラッカー仕上げ。最高級の対物レンズは、直径3インチ、焦点距離42インチ。光軸調整済みで、真鍮製の保護キャップ付き。

倍率100倍、150倍、200倍の天体観測用アイピースが3個付属。太陽観測用・月観測用・その他観測用の、明るさの異なる着色サングラス付き。地上用正立アイピースはズーム式チューブ(pancratic tube)付きで、倍率を40倍から60倍まで変えることが可能。光の状態と観測対象の性質に応じて、最良の結果を得ることができます。ラック方式のピント調整機構。

望遠鏡の視野に星を導入するためのファインダーを本体に装着。

卓上用の堅牢な真鍮製三脚は、筒先を垂直・水平方向に動かせます。ラック・アンド・ピニオンの固定棹による上下微動も可。さらに柱脚基部のタンジェント・スクリューにより水平微動も可能となっており、フック式ジョイントのハンドルによって望遠鏡を覗きながら操作することができます。この装置により、星の見かけの運動を簡単に追尾し、視野にとどめておくことが可能です。松材木箱付き。<価格 55ポンド>



■メモ■

経緯儀式では最高クラスの品。アクセサリーも豊富。お値段もさらに高くなっています。

(ブログの方を今日から再開します。ゴールデンウィーク最終日の明日は、一日雨模様だとか。家でのんびりたまった仕事を片付けるつもりです。)