人体解剖掛図 ― 2006年05月22日 05時19分50秒

●データ●
大阪大学教授 高木耕三(校閲)/三井鉱山山田川病院長 松井 新(画)
『最新 人体解剖掛図 第三巻 内臓(浅部・深部)』
発行所 株式会社・南山堂(昭和28年)
* * * * *
以前、ヤフーオークションで人体解剖模型が出た際、かなり頑張ったんですが、結局落札できませんでした。小学校の理科室で実際に使われていたものという触れ込みで、とてもいい感じだったんですが…
今でもときどきその模型の立ち姿を部屋の隅に幻視して、「ああ、今あそこにあれが立っていたら…」と想像することがあります。
いずれその願いは果たすつもりですが、今はそれまでの虫やしない(腹の虫を黙らせるための軽食の意也)として、ときどきこの解剖図を壁にかけて眺めています。掛軸状になっていて、全長は約155センチと、かなり大きいです。
血色の悪い皮膚、紫っぽい内臓、黒々とした筆書きの文字。画面全体から発する何ともじめっとした暗い空気が魅力です。(小学生の息子は最初これを見たとき「うぁ!やめてよお父さん!!」と叫びました。まさに思った通りの反応だったのでニヤリ。)
紙背に昭和28年当時の日本の「時代相」をも感じます。
大阪大学教授 高木耕三(校閲)/三井鉱山山田川病院長 松井 新(画)
『最新 人体解剖掛図 第三巻 内臓(浅部・深部)』
発行所 株式会社・南山堂(昭和28年)
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以前、ヤフーオークションで人体解剖模型が出た際、かなり頑張ったんですが、結局落札できませんでした。小学校の理科室で実際に使われていたものという触れ込みで、とてもいい感じだったんですが…
今でもときどきその模型の立ち姿を部屋の隅に幻視して、「ああ、今あそこにあれが立っていたら…」と想像することがあります。
いずれその願いは果たすつもりですが、今はそれまでの虫やしない(腹の虫を黙らせるための軽食の意也)として、ときどきこの解剖図を壁にかけて眺めています。掛軸状になっていて、全長は約155センチと、かなり大きいです。
血色の悪い皮膚、紫っぽい内臓、黒々とした筆書きの文字。画面全体から発する何ともじめっとした暗い空気が魅力です。(小学生の息子は最初これを見たとき「うぁ!やめてよお父さん!!」と叫びました。まさに思った通りの反応だったのでニヤリ。)
紙背に昭和28年当時の日本の「時代相」をも感じます。
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