カエルの骨格標本2006年05月31日 06時35分45秒


ウシガエルの骨格です。ガラス蓋付きの木箱入り(縦約33センチ)。

今向かっている机のすぐ脇に架かっており、私がキーを叩く音を常にこうしてじーっと聞いています。

微小な骨にいたるまで、全ての骨の名称がラテン語で記されているという、かなり本格的な標本。例によってオークションで入手したため、出所は不明です。箱に「73」という手書きの数字が入っており、本来は学校の資料ないし解剖実習の作例のような感じです。

すでに部屋の光景の一部になりきっていますが、改めて見ると骨というのは美しくもあり、不思議でもあります。まあ、私自身一揃い身の内に持っているわけですが。

右下にチラッと見える紙片は、ラテン名を手元で日本語に直したメモ。
Os palatinum 口蓋骨、Cornu anterioris 前角、Epicoracoideus 上烏口骨、…

「学問の佳趣」を感じると同時に、ハリポタの呪文のようだなあとも思います。