似て非なるもの ― 2006年07月24日 00時08分51秒

昨日は、「占星術師(The Astrologer)」の版画を掲載しました。
余談ですが、多分あれは歴史的に正確な描写ではなく、19世紀のロマン主義思潮によって再構成されたイメージだと思います。(背景に描かれている望遠鏡は、18世紀も後半のもので、占星術師の服装と時代が合いません。)
さて、今日も同じく19世紀の版画から。
こちらは「天文家(The Astronomer)」と題した作品です。
☆ ★ ☆
天文史関係のメーリングリストで以前読んだネタですが…
「お仕事は?」
「学校で Astronomy を教えてます。」
「まさか!…(しばし沈黙の後、小声で)いや、でもね、実は私も信じてるんですよ…」
そんな体験を持つ天文学者が少なからずいるそうです(誤解された当人=複数=が投稿していました)。
現代のアメリカでも、Astronomy と Astrology をごっちゃにしている人が少なくないらしい。
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