理科室放出品のこと2006年08月27日 09時09分28秒

(母校、東京都S区立T小学校の旧校舎。近年生徒数の減少が著しい。)

理科室関係の品がときどきオークションに出てきます。
理科室に住む…という大望を叶えるべく、「あ、いいな」と思う品には、せっせと入札し、その結果に一喜一憂する日々ですが、ここは一つ冷静に考えてみたいと思います。

■文部科学省統計■
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/06080115/007.htm

◎小学校の児童数
 最多だった昭和33年度を100とすると、平成18年度は53とほぼ半減。この10年間でも92万人近く減少し、現在718万人です。

◎小学校の数
 同じように、最多だった昭和32年度を100とすると、平成18年度は85。学級数を減らすことで対応しているので、児童数にくらべるとかなり緩やかな減り幅です。それでも、ここ10年間で1600校もの小学校が統廃合され、去年1年間だけでも245校が消えていきました。

 *    *    *

通常の備品の更新に加え、こうした廃校の折に物品がどっと世間に出るのでしょう。お役所の常として、そういう場合入札のような手間暇はかけず、全て一括廃棄処分にしているはずで、その一部を古物業者が掬い取って、市場に流通させているのだと想像します。

少子化の進行は当分止まないので、理科室備品にお目にかかる機会は増えこそすれ、減ることはないでしょう。気の利いた品をオークションで見かけても、あまり「一期一会」的な感覚で熱くならないように自戒したいものです。

(…と思いつつも、鉢巻締めて「いざ!」となってしまうのが、オークションの恐ろしいところ。火傷をしないうちに早く足を洗いたい。。。。)

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