月の早見盤2006年09月11日 23時25分56秒

懐かしの天文教具。渡辺教具の昔の製品です(現在は廃番)。

今でも、特定の日時の月の満ち欠け(位相)が分かる早見盤は売られてますが、これはさらに天球上での月の位置(どの星座の近くにあるか)もぴたりと分かるという意欲作。

そのため盤の構造も、星座盤、白道盤、離角盤、位相盤の4枚重ねに、さらに月の位置・位相を示す指針の5パーツからなる、複雑な構造をしています。

付属の解説書を見ると、「この原稿を書いています…今夜は1958年11月14日の19時ですから」云々という記述があり、発売されたのは同年(昭和33年)末頃と推測されます。

ベースとなる星座盤は金属製。表面にプリントされている文字や星座図は、全て手書きの原稿を転写したもので、その微妙な線の粗密が温かさと懐かしさを醸し出しています。

さて、気になる使用法はまた明日。。。

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