惑星早見盤(その2)2006年09月15日 06時00分13秒

写真は説明書の表紙。チャーミングな図柄ですね。

さて、この盤の使用法ですが、「月の早見盤」に較べれば、かなり簡単。裏面の数表を使って求めるのは、特定の年月における惑星の離角だけです。あとはスケールを月日と離角の位置に合せれば、惑星が今どの星座にあるのか、地球からの距離はどれだけか、簡単に読み取れるようになっています。

ときに、「月の早見盤」と「惑星早見盤」について、同社の渡辺美和子社長に先日お話を伺いましたが、同社でも既に詳細は不明の由。ただ、後者はその後リニューアルして、1995年頃まで僅かに在庫があったそうです。

「組み立ても大変で、製造の人から『やめたい』と言われました。地学の平瀬先生にご相談したところ、『理科年表でもわかるし、もう時代がちがっているからやめてもいいでしょう』とアドバイスを受け、やめました。」(私信)

天文教具にも栄枯盛衰。それを思うにつけても、星座早見盤の息の長さを改めて感じます。

なお、これらの品は、同社の初代・渡辺雲晴社長の発明品かと最初思ったのですが、「初代雲晴はこの手のものの発明はしていないのです。天文の関係者でどなかたですが…」、結局発明者は不詳とのことでした。


■追記■

アクセス・カウンタがどうにも復旧しないので、思い切って削除しました。
これで表示がずいぶん軽くなったと思います。
ご迷惑をおかけしました。

■追記その2■

別サイトのアクセス・カウンタに取り替えました。
しばらく、これで様子を見ようと思います。