化石の抽斗 ― 2006年09月17日 10時30分35秒
私の部屋の本棚の下は抽斗になっていて、そこに雑然と化石が入っています。
抽斗を開けると、何となく理科室っぽい雰囲気が漂うので、部屋の中でもお気に入りのスポットの1つ。珍しい品はなく、すべて示準化石的なものばかりですが、そこがまた理科室風なのです。
博物趣味という点からいうと、私の場合は「単なるコレクター」ですらなく、それ以下の存在、ずばり「ミーハー」です。
たとえば「化石が好き」と言っても、私の場合は、実は「化石」が好きなのではなく、「化石の詰まった棚」が好きなのです。その醸し出す雰囲気―稲垣足穂云うところの「人をして世俗を離脱したすがすがしい学的操作に赴かしめるところの、博物標本の雰囲気(『水晶物語』)」に強烈に惹きつけられるのです。
理科よりも理科室が好き、というのもそれに近い感覚ですね。フェティッシュな倒錯の喜び…とまで自虐する必要はないかもしれませんが、何となく後ろめたい思いがするのも事実です。
抽斗を開けると、何となく理科室っぽい雰囲気が漂うので、部屋の中でもお気に入りのスポットの1つ。珍しい品はなく、すべて示準化石的なものばかりですが、そこがまた理科室風なのです。
博物趣味という点からいうと、私の場合は「単なるコレクター」ですらなく、それ以下の存在、ずばり「ミーハー」です。
たとえば「化石が好き」と言っても、私の場合は、実は「化石」が好きなのではなく、「化石の詰まった棚」が好きなのです。その醸し出す雰囲気―稲垣足穂云うところの「人をして世俗を離脱したすがすがしい学的操作に赴かしめるところの、博物標本の雰囲気(『水晶物語』)」に強烈に惹きつけられるのです。
理科よりも理科室が好き、というのもそれに近い感覚ですね。フェティッシュな倒錯の喜び…とまで自虐する必要はないかもしれませんが、何となく後ろめたい思いがするのも事実です。
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