東大 「驚異の部屋」 展のことなど…展示風景(2)2006年11月13日 20時50分15秒

今日も2連投です。

写真は、今回いちばん気に入ったスペースです。

小石川のこの博物館は、明治期の学校建築を改造したもので、元々あった大小さまざまな部屋を陳列室に転用しているのですが、その中でも小ぶりな部屋に、重厚なデスクと、たくさん抽斗のあるチェストやキャビネットを配し、巨大な化石骨やら何やらを並べてありました。

写真でも分かる通り、個々の陳列物には全然説明がなく(たまにあるものもありますが)、一見無造作に「モノ」が並んでいる様子がとても心地よかったです。個々の標本ではなく、それらが並ぶ空間そのものを鑑賞してくれ、というコンセプトなのでしょう。

高い位置に掛かった博物画も良い味を出しています。

いかにも「博士の部屋」という雰囲気。

東大 「驚異の部屋」 展のことなど…展示風景(3)2006年11月13日 20時54分59秒

理科室趣味の定番、壜づめの液浸標本です。
その下には、ボロボロに朽ちかけたエビ、カニ類の甲殻標本が並びます。

これぞ理科室。まさに理科室。どこから見ても理科室です。