うれしい便り2006年12月17日 09時02分23秒


昨日、リチャード・サンダーソンさんからメールがありました。

このブログを開設した最初の頃、「天文古玩の世界への招待」と題して、サンダーソンさんのコラムをシリーズで載せました。私は氏の文章で天文古玩の世界に開眼したので、サンダーソンさんは、いわば私の「師匠」にあたる方です。(左のカテゴリーから「古玩随想」の最初の方をご覧下さい。)

「お元気のことと思います。昔のメールを見ていて、2002年当時の私たち二人のやりとりが目に留まりました。私の書いた『天文学の形見』の日本語訳が、このテーマに関する人々の興味をかきたてるのにお役に立ったか、気にかけておりました。私はもう新聞に記事を書いてはおりませんが、最近"The Illustrated Timeline of the Universe"という本を、友人のフィル・ハリントンと共著で出しました…」

あれからもう4年も経つのか…と感慨もひとしおです。

あれこれ返事を書いた中で、「最近、掘り出し物はされましたか?すばらしいコレクションの一端でも、ブログで紹介できれば、たいへん嬉しいのですが…」とお願いしてあります。近日中に天文古玩の豊かさ・奥深さを、改めてお伝えできるかもしれません。そして、私自身も新たなパワーをもらえるといいなと思っています。

せっかくの機会なので、氏が出された本の宣伝をしておきます(私も1冊アマゾンで注文しました)。

http://www.amazon.co.jp/Illustrated-Timeline-Universe-Course-Pictures/dp/1402736053/sr=11-1/qid=1166277382/ref=sr_11_1/503-1745152-6871957

もっとも、内容は古玩とは殆んど関係ありません。“A Crash Course”と副題にあるとおり、ビッグバンから星々の誕生、そして人類が誕生して宇宙探査に乗り出すまでの「全宇宙史」を、128ページという紙数で一気呵成に描き出そうという内容です。写真とイラスト満載。(←Amazon.com のブックレビューより)