<天文台の絵葉書+天文古書>のコレクター2007年03月15日 20時08分48秒


天文台の絵葉書コレクターが、世界中にどれだけいるのかは分かりませんが、少なくとも2人いることは確かです。

1人は私で、もう1人はバリーさんです。というか、何年か前にバリーさんのページを見て「あ、いいな」と思ったのが集め出したきっかけなので、一面識もない方ですが、バリーさんはありがたい先達です。

■Barry’s Web Page  http://users.erols.com/njastro/barry/

さらにバリーさんは、絵葉書の他に天文古書も蒐集しています。こちらは私もそれ以前からポツポツ買っていましたが、その方針と内容は大いに参考になりました。今でもコレクション形成の一つの目安にしています。

以下、バリーさんのコレクションのあらまし。

★★ 絵 葉 書 ★★

 「コレクション総数は現在700枚以上。内容は、世界中の天文台と望遠鏡を写したもの、それに日食や彗星のように特別なイベントを写したもの。収集範囲は1950年代以前のものに限定している。ただし1回きりのユニークな天文現象に関連する絵葉書はこの限りではない。コレクションの中には1900年以前のものも何枚かある。」
(Postcards のページにはサンプルが11枚載っています。)

★★ 天文古書 ★★

 「古書収集の目的は、現代の著者というフィルターを通さず、先人の考えにじかに触れ、その実相に迫ることである。現在、コレクションは、1561年から1930年代まで、約300冊から成るが、その多くは1800年代半ばのもの。天文学史における女性の存在にも興味があるので、女性の手になる著作(その内最も古いのは1797年刊のもの)や、当時の女性天文家についての伝記も収集している。」

…というもの。その詳しい内容は分かりませんが、量的には相当なものです。
天文絵葉書に限って言うと、eBayで釣り糸を垂れていれば、最初は順調にコレクションが増えて行きますが、しばらくすると、新しいものに出会う頻度が減ってきて頭打ちになるので、この700枚というのは、かなりの時間とコストをかけないと達成できないはずです。

私はその足元にも達しないというか、何とか足首ぐらいには達しているかもしれませんが、まだまだ膝頭までは遠い感じです。(内容更新がずっとされてないので、バリーさんは現在もっと先を歩まれているかも知れません。)