グリニッジ・バーチャルツアー2007年05月17日 06時23分36秒

一昨日の記事を書くのに、国立海事博物館(旧グリニッジ天文台)のサイトを見ていたら、360度ぐりぐりのバーチャル・ツアーがありました。前見たときはなかったような…。わりと最近作ったコンテンツだろうと思います。

http://www.nmm.ac.uk/server/show/conWebDoc.16898/viewPage/1

現在、以下の4箇所の眺めが楽しめます。

☆☆本初子午線(Meridian Line)
 …経度の基準線です。この線から東が東経、西が西経、すなわち「東と西が出会うところ」。見学者は決まってこの線をまたいで写真を撮るらしいです。画面の隅に例のドームもちらりと見えます。

☆☆ハリソン・ギャラリー
 …時計製作師、ジョン・ハリソン(1693-1776) の作品が陳列されています。天文学のみならず、航海術にとっても、星の位置測定と正確な時を知ることは重要事項であり、グリニッジ自体が本来海運上の要請からできた施設だという歴史を物語っています。

☆☆オクタゴン・ルーム
 …フラムスティード・ハウスの中にある部屋。八角形をしているので、こう呼ばれます。17世紀の長焦点望遠鏡で観測を行うために、窓も天井もぐっと高く作られています。この有名な部屋は、現在宴会用に貸し出しもしているそうで、どこも経営は大変そうです。

☆☆フラムスティード・ハウスからの眺め
 …初代・王室天文官のジョン・フラムスティード(1646-1719)が居住し、観測を行った、グリニッジの核となる最古の建物。その屋上からのパノラマです。

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こうしてぐりぐり眺めると、とても臨場感が感じられますが、画像の歪みが目立つのが玉に瑕。もう少し自然なぐりぐり映像だと、なお良いですね。