作業中なれども ― 2007年06月26日 21時48分24秒
例によって、せっせこ、せっせこ作業をしていますが、その最中に「おりょー」なお便り(ちょっと日本語がおかしくなってますね)。
何が「おりょー」かは、日本ハーシェル協会の掲示板をご覧ください。
http://6615.teacup.com/hsj/bbs
★ ☆ ★ ☆
さて、ちょっと気を取り直してお知らせ。
そうしょっちゅう東京に行く機会もありませんので、今回はついでに千葉まで足を伸ばして、千葉郷土博物館に行く予定です。
同館は古星図コレクションで知られますが、現在その大規模な企画展が開催中の由(会期 6/19~7/31)。
■企画展「お城のプラネタリウム~40年の軌跡~」
http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/kyodo/tenji.html
以下、ML情報のコピペ(中村士先生情報)。
「同館の天文部門と、星図等の資料が新設の千葉市科学館に移管されるに伴い、最後の展示会として企画されたそうです。科学館は指定管理業者による管理体制をとるため、天文関係史料の展示は、郷土館が行なってきたような形態で今後も実現するかは不透明な状況のようです。
9世紀の「アラテア」(レプリカ)から始まる約50点が展示されていて、H7年度の「星座の文化史」展に匹敵する規模です。中でも、アピアヌス、ヘベリウス、ボーデ「ウラノグラフィア」など大冊のアトラスの実物は、見る者を圧倒します。」
これは何としても行かねば。お近くの皆さまもぜひ。
コメント
_ Bay Flam ― 2007年06月27日 18時37分57秒
_ 玉青 ― 2007年06月28日 01時14分13秒
Bay Flamさま
接近遭遇不発、まことに残念です。いずれまたディープインパクトの機会を楽しみにしております。
私は同館を訪問するのは初めてなので、その充実したコレクションを目の当たりにできるのを、大いに楽しみにしています。写真やディスプレイで見るのとは、やはり迫力が違うでしょう。
(できれば匂いや手触りも確かめたいところですが、それは無理っぽいですね。。。)
接近遭遇不発、まことに残念です。いずれまたディープインパクトの機会を楽しみにしております。
私は同館を訪問するのは初めてなので、その充実したコレクションを目の当たりにできるのを、大いに楽しみにしています。写真やディスプレイで見るのとは、やはり迫力が違うでしょう。
(できれば匂いや手触りも確かめたいところですが、それは無理っぽいですね。。。)
_ Bay Flam ― 2007年06月28日 18時44分31秒
玉青さん:
> 接近遭遇不発、まことに残念です。いずれまたディープインパクトの機会を楽しみにしております。
はい。玉青さんとは、いずれお会いできる機会があるかもしれません。それにしても、玉青さんはアクティヴに活動していらっしゃいますね。
> 私は同館を訪問するのは初めてなので
あっ、そうだったんですか。
> その充実したコレクションを目の当たりにできるのを、大いに楽しみにしています。写真やディスプレイで見るのとは、やはり迫力が違うでしょう。
はい! 迫力がぜーんぜん違いますよぉ。写真では小さかったりトリミングされたりして見過ごしていたものが発見できますし、エングレーヴィングや手彩色の微妙かつ独特なタッチは、やはり現物でなくちゃ味わえません。たとえば、シラーの 『キリスト教星図』 でバイエル符号が使われているところがあるとか、『ウラノメトリア』 の前の所有者が 「白鳥座Y」 を書き込んでいるとか……気分はもうプチ・ギンガリッチ(←『誰も読まなかったコペルニクス』)。
> (できれば匂いや手触りも確かめたいところですが、それは無理っぽいですね。。。)
そう思うでしょ。私も、もちろん、そう思い込んでいました。
ところが、清水の舞台から飛び降りるつもりで直接史料を手に取れないか直談判してみたところ、すんなりOKでした。所定の手続きを行えば、直接史料を閲覧することができます。(私はそうして論文モドキを完成させました)しかも、使用料はいただきません(つまりタダです)。
でも、500年近く前の古書の実物を直に手に取ると、汚損してしまったりしないかと、そっちばかりが気になってしまい、緊張してガクガクブルブルで鑑賞や検証どころではありませんでしたよ。
史料の移管によって、そのあたりがどうなるのか気がかりですね。郷土館のように、積極的に公開していく姿勢だと助かるんですけど。
> 接近遭遇不発、まことに残念です。いずれまたディープインパクトの機会を楽しみにしております。
はい。玉青さんとは、いずれお会いできる機会があるかもしれません。それにしても、玉青さんはアクティヴに活動していらっしゃいますね。
> 私は同館を訪問するのは初めてなので
あっ、そうだったんですか。
> その充実したコレクションを目の当たりにできるのを、大いに楽しみにしています。写真やディスプレイで見るのとは、やはり迫力が違うでしょう。
はい! 迫力がぜーんぜん違いますよぉ。写真では小さかったりトリミングされたりして見過ごしていたものが発見できますし、エングレーヴィングや手彩色の微妙かつ独特なタッチは、やはり現物でなくちゃ味わえません。たとえば、シラーの 『キリスト教星図』 でバイエル符号が使われているところがあるとか、『ウラノメトリア』 の前の所有者が 「白鳥座Y」 を書き込んでいるとか……気分はもうプチ・ギンガリッチ(←『誰も読まなかったコペルニクス』)。
> (できれば匂いや手触りも確かめたいところですが、それは無理っぽいですね。。。)
そう思うでしょ。私も、もちろん、そう思い込んでいました。
ところが、清水の舞台から飛び降りるつもりで直接史料を手に取れないか直談判してみたところ、すんなりOKでした。所定の手続きを行えば、直接史料を閲覧することができます。(私はそうして論文モドキを完成させました)しかも、使用料はいただきません(つまりタダです)。
でも、500年近く前の古書の実物を直に手に取ると、汚損してしまったりしないかと、そっちばかりが気になってしまい、緊張してガクガクブルブルで鑑賞や検証どころではありませんでしたよ。
史料の移管によって、そのあたりがどうなるのか気がかりですね。郷土館のように、積極的に公開していく姿勢だと助かるんですけど。
_ 玉青 ― 2007年06月28日 20時03分27秒
なるほど、匂いも手触りもOKということですね!ここは一番強心臓を発揮するか…でも、あまりに唐突なような…しかしこれが本当に最後の機会かも知れませんし…。
むう、最後は、その場の雰囲気で決めることにします。
ところで、私の鈍い脳髄に浮かんだウロンな想念ですが、Bay Flam さんは、YKという文字列に近しいものを感じられますか?
むう、最後は、その場の雰囲気で決めることにします。
ところで、私の鈍い脳髄に浮かんだウロンな想念ですが、Bay Flam さんは、YKという文字列に近しいものを感じられますか?
_ Bay Flam ― 2007年06月29日 09時10分25秒
あ……と、すみません。舌足らずでした。
郷土館の収蔵史料を利用するには、事前に所定の 「利用申請書」 を取り寄せて返送し、許可書を得なければなりません。先方にも事情があるので、さすがにアポなし、行ったその日にというわけにはまいりません。あと当然ですが、今回のような特別展の期間中は不可です。(ショーケースの中にディスプレイされてしまっていますんで、物理的に無理)
せっかくですんで、もう少し具体的に説明しましょう。先に申し述べましたように、まずもって 「利用申請書」 を郷土館から取り寄せなければなりません。基本的に、郷土館は“千葉市立”で千葉市民のための施設です。ですから、原則として直接郷土館に出向いて 「申請書」 を受け取ることになります。ですが、お願いすれば郵送していただけるかもしれません。(郷土館は寛大な施設ですから、おそらくOKでしょう)
次に、「利用申請書」 を受け取ったら、「どの史料」 を 「どのような目的」 で 「いつ」 利用したいのか申請します。これは、こうした事項をハッキリさせておかないと、せっかく郷土館に行っても、目的とする史料が貸し出し中だったりメンテナンス中だったり、他のなんらかの理由で利用できないこともあるからです。つまり、目的とする史料がフリーならば利用できるわけです。他にも、役員の配置の都合もあります。市民の貴重な血税で購入した大切な財産ですから、郷土館スタッフの管理下での利用となります。そうしたスケジュール調整のために、1ヵ月くらい前までに申請します。
利用目的は個人での利用なんで 「調査・研究のための閲覧」 でいいでしょう。私の場合、利用しっぱなしでは悪いので、レポートを提出しました。(←そうしなければならないというわけではありません)玉青さんの場合は、こちらやいずれかの機関誌等でレポートを発表することもできますし。
「申請書」 を提出して承認が得られれば 「許可書」 が交付されます。当日はそれを持参して郷土館に行って、受付のスタッフに渡しましょう。
とにかく 「匂いも手触りも」 OKなことに違いありません。史料も、玉青さんのような方に利用されることを心待ちにしていることでしょう。
郷土館の収蔵史料を利用するには、事前に所定の 「利用申請書」 を取り寄せて返送し、許可書を得なければなりません。先方にも事情があるので、さすがにアポなし、行ったその日にというわけにはまいりません。あと当然ですが、今回のような特別展の期間中は不可です。(ショーケースの中にディスプレイされてしまっていますんで、物理的に無理)
せっかくですんで、もう少し具体的に説明しましょう。先に申し述べましたように、まずもって 「利用申請書」 を郷土館から取り寄せなければなりません。基本的に、郷土館は“千葉市立”で千葉市民のための施設です。ですから、原則として直接郷土館に出向いて 「申請書」 を受け取ることになります。ですが、お願いすれば郵送していただけるかもしれません。(郷土館は寛大な施設ですから、おそらくOKでしょう)
次に、「利用申請書」 を受け取ったら、「どの史料」 を 「どのような目的」 で 「いつ」 利用したいのか申請します。これは、こうした事項をハッキリさせておかないと、せっかく郷土館に行っても、目的とする史料が貸し出し中だったりメンテナンス中だったり、他のなんらかの理由で利用できないこともあるからです。つまり、目的とする史料がフリーならば利用できるわけです。他にも、役員の配置の都合もあります。市民の貴重な血税で購入した大切な財産ですから、郷土館スタッフの管理下での利用となります。そうしたスケジュール調整のために、1ヵ月くらい前までに申請します。
利用目的は個人での利用なんで 「調査・研究のための閲覧」 でいいでしょう。私の場合、利用しっぱなしでは悪いので、レポートを提出しました。(←そうしなければならないというわけではありません)玉青さんの場合は、こちらやいずれかの機関誌等でレポートを発表することもできますし。
「申請書」 を提出して承認が得られれば 「許可書」 が交付されます。当日はそれを持参して郷土館に行って、受付のスタッフに渡しましょう。
とにかく 「匂いも手触りも」 OKなことに違いありません。史料も、玉青さんのような方に利用されることを心待ちにしていることでしょう。
_ 玉青 ― 2007年06月29日 21時00分11秒
何と!
私はまた、「ぜひに」と恭しく一礼すると、しばし待たされた後に、奥から時の番人のごとき老人が髯をしごきながら出てきて、「……」とこちらの人物を値踏みするように眺めた後、「まあ、よかろう」と重々しく許可を与える…といった情景を想像していました。
あまりにもマンガチックな想像でしたね(汗)。考えてみれば、それぐらい厳重に管理してもらわないと、後世のためにも好ましくないわけで、係の人たちのご苦労に今さらながら思いを致している次第です。
私はまた、「ぜひに」と恭しく一礼すると、しばし待たされた後に、奥から時の番人のごとき老人が髯をしごきながら出てきて、「……」とこちらの人物を値踏みするように眺めた後、「まあ、よかろう」と重々しく許可を与える…といった情景を想像していました。
あまりにもマンガチックな想像でしたね(汗)。考えてみれば、それぐらい厳重に管理してもらわないと、後世のためにも好ましくないわけで、係の人たちのご苦労に今さらながら思いを致している次第です。
コメントをどうぞ
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そうですか。郷土館の天文史料が移管になってしまうのですか……。文字通り 「お蔵入り」 にならなければいいんですけどね。
これは私も千葉に出張って、玉青さんと接近遭遇!を企てたのですが、翌週に 「天文講演会」 があるそうなので、遺憾ながら、こちらにターゲットを 絞ることにしました。多賀さんとはもうお会いできないかもしれないと思っていたので、この機会に少しお話したいと考えています。