科学の亡骸(なきがら) ― 2007年07月04日 06時02分50秒
今回のおみやげは、ずばり 「アインシュタイン塔」 です。
崩落した外壁タイル(6.3x11cm)と、配電用の碍子(ガイシ)。
落ち葉に埋もれていたのを、そっと拾いました。
(盗掘っぽいですが、ここは同天文台のT先生の寛大なお言葉に甘えます。)
当時最先端の科学を担った巨人の聖遺物。白い碍子は、まさに遺骨を思わせます。
碍子は「1955」の年号が入っているので、創建当時のものではありませんが、塔がまだ現役で観測を続けていた頃の物。その後1968年に、太陽観測の機能は岡山の天体物理観測所に移り、塔はその役目を終えました。
(背景は 『東京大学 東京天文台の百年 1878-1978』、東大出版会、1978)
コメント
_ ハイパチ ― 2007年07月04日 22時56分24秒
_ 玉青 ― 2007年07月05日 05時45分22秒
三鷹キャンパスは、観測施設としてはとうに第一線を退いたと言っていいかと思いますが、それだけに穏やかさと気安さ、懐かしさ、一抹の寂寥感を感じますね。立派に年輪を重ねた余裕と風格もあります。人間でいえば、ナイス・グランパ!といったところでしょうか。私も季節を変えて、また行きたいです。
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一般公開の時に、何度か、行かせて頂いたことがあります。
子供が小さいころは、子供を連れて、、
今は、夫婦で、お邪魔するようになりました。
いろんな展示を見ながら、参加しながら、
一日、楽しく、遊ばせて頂くことができますね。
大好きです。思い出が、いっぱいです。