しょうがくせいのりか2007年07月23日 20時34分00秒


最近の買い物から。

●『新訂しょうがくせいのりか・1ねん上/下』
 二葉社刊、昭和35年発行(昭和30年文部省検定済み)

ひよこの餌やりと、磁石の魚釣りごっこに興じる子どもたち。

理科室といえば「COOLで怪しい」のが魅力で、記事でもそうした文脈において取り上げることが多かったのですが、この教科書はそれとはまた一寸違った魅力を放っています。純然たる童画の世界というか、いつも夏休みに入ると懐古調になるので、そうした心持ちとどこかで共振しているようです。

昨日の王侯貴族のライブラリーとは対照的な世界ですが、これもまた貴い世界にはちがいありません。

左側、下巻の表紙を飾る少年少女は、ちょっとモダンな髪型と服装ですね。本の中身に出てくるのは、もっと素朴な、戦前と大差ない坊主頭とおかっぱの子が多いです。服装も、男の子は昔ながらの尋常小学校風の、黒っぽい金ボタンの制服を着ている子が多いのも時代を感じます。

中身の方はまた稿を改めて。。。