パロマー誕生前夜の興奮 ― 2007年07月30日 21時40分09秒
パロマー山の巨人望遠鏡は、来年8月に還暦を迎えます。現地ではその記念式典がきっと盛大に祝われることでしょう。
もっとも、パロマー望遠鏡の正式な完成は1948年ですが、計画自体はすでに1920年代からスタートしており、1934年には200インチ主鏡の鋳込みも完了していました。
写真は1936年に刷られた新聞スタンド用広告。模型を前に研究者が説明している場面。下にある説明文と一緒に掲示して、新聞の販売促進を狙った品で、パロマー関連のエフェメラとしては、ちょっと珍しい品。
以下、説明文の文句。
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「ガラスの目」と巨人望遠鏡の模型
フランクリン研究所(フィラデルフィア)の所長、ジェームズ・ストークリーが手にしているのは、200インチの「ガラスの目」の10分の1模型と、現在カリフォルニア工科大学で建造が進む、望遠鏡本体の構造を示す32分の1模型である。二つの模型はサンディエゴ博覧会に先立って公開された。
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