東京天文台・初冬~定点撮影の試み(6)2007年11月21日 22時52分30秒


現在の管理棟付近。昨日の絵葉書とほぼ同じ位置です。奇しくも、同じように工事をやっていて、左手の南研究棟には足場が組まれていました。

現在の建物は昭和40年代の建築ですが、新旧の本館を較べると、その違いに愕然とします。今の建物は、もはや建築様式云々以前の、単なるのっぺりした箱に過ぎません(確かにこれも様式には違いないんでしょうが、「様式美」はないですね)。

戦前の事大主義、権威主義を振り捨てたと…言えば聞こえはよいですが、では果たしてこの貧相な建物が、戦後民主主義の具現化なのでしょうか? 結局何も考えてない、思考停止の建築だと言っては言い過ぎでしょうか。。。

部外者としては、もうちょっと天空への入口めいた、浪漫の部分もあって欲しい気がするのです。

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寒さのせいか、調子が下向きです。明日は臨時休業します。