賢治の幻燈 ― 2007年12月01日 20時07分34秒
昨夜、遅い家路をたどりながら空を見上げたら、ちょうどオリオンが東から南へと体を起こそうとしているところでした。おかえりなさい、冬の巨人。
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先日コメント欄で教えていただいたCD『賢治の幻燈』が届きました。
吉良知彦さんの音楽プロデュースで、朗読・ボーカル曲・インストと、いろいろな形式で賢治の世界が美しく表現されています。
【全収録曲】
1. プロローグ
2. 双子の星
3. オツベルと象(第一日曜)
4. グスコーブドリの伝記
5. オツベルと象(第二日曜)
6. かしはばやしの夜
7. やまなし
8. 水仙月の四日
9. オツベルと象(第五日曜)
10. よだかの星
11. エピローグ~銀河鉄道の夜
遥かな、遠い遠い、高い高い、心の先の、その先の、美しく透き通ったものの存在が心いっぱいに広がって、今わだかまっている思いが堰きもあえず、涙が出て止まりませんでした。
私はこれまで賢治を神格化したことはありませんが、しかし、昨日は賢治の心をとても身近な、そして尊いものに感じました。
(我ながらちょっと心の平衡を失っているのかも。まあ、個人的なことを記すのがブログなので、感情過多な表現もご容赦ください。)
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