雪のパロマー山天文台2007年12月11日 21時17分55秒


雪原に立つ白いドーム。
カリフォルニアの山のいただきにそびえる、パロマー山天文台の偉観です。

銀世界と青い空の対比が美しく、澄みきった冷たい空気を胸いっぱい吸い込んだような、爽やかな気分になる図柄。私のお気に入りの1枚です。同天文台が完成した1948年ころに出たと思われる、布目調の紙に刷った、いわゆる「リネンタイプ」の絵葉書。

この絵葉書には、ちょっといい思い出があるのですが、それはクリスマスの頃にまた書きたいと思います。(いかにもクリスマスっぽい話なので。)

■お知らせ■

明日から16日まで年末恒例の小旅行に出かけるので、ブログはしばらくお休みします。再開は17日の予定です。

コメント

_ Akiyan ― 2007年12月18日 00時30分13秒

再開まだでしょうかー。
標本研究家の方は、ルーペはどんなものをお使いでしょうか。

_ 玉青 ― 2007年12月18日 17時40分40秒

今日からぼちぼち暖簾を出します(笑)。

ところでルーペですが、Akiyanさんは、何か特定の目的がおありですか?

私は標本研究家ではありませんが、日常的に使っているのは、安物の8倍の繰り出しルーペです。さらに強拡大が必要なときは、もうちょっとちゃんとした、15倍のダイヤモンドルーペや、さらに75倍のポケットマイクロスコープを使うこともあります。(後者は標本よりも、主に版画の彫線を確認するのに使っています。)

_ Akiyan ― 2007年12月18日 22時18分56秒

労働から帰り、夜はかるく一杯やりながら、玉青さんの部屋に行き、
理科室のしめった空気をすわないとよく眠れないのであります。

ルーペは好きな小物で、いくつか持っています。
お気に入りは、ツァイスの6倍とボシュロムの7倍と20倍。
ツァイスは有名ですが、ボシュロムは隠れた名品なのです。
7倍は会社の引き出しに入れてあり、昼休みの植物観察に使います。
20倍は使いこなすのが難しいマニヤ仕様。
目の玉に入れるように密着させて使うと、顕微鏡の中に入った気分
になります。

_ Akiyan ― 2007年12月18日 22時19分50秒

ボシュロムは、もう10年近く前でしょうか、カメラの仲間に声を
かけて、ニューヨークの宝石鑑定用品専門店から、各種倍率のもの
を30数個輸入して分けました。
家族でショートケーキなど食べてるときには、イチゴのつぶつぶの
発芽状態を観察したくなり、ボシュロムかツァイスの低倍率もので
眺めています。こういう場合はニコンのダイアモンド鑑定用は似合
わないのです。

_ Akiyan ― 2007年12月18日 22時23分28秒

天体望遠鏡の宇宙スケールを俯瞰する装置から、ミクロ世界の極小
系の観察まで、考えてみればレンズはずいぶんとダイナミックレン
ジの大きい存在なんですねえ。

_ 玉青 ― 2007年12月19日 20時19分54秒

Akiyanさん、だいぶメートルが上がっていますね(笑)。

うーむ、しかしいい趣味ですねえ。
私も、さすがに職場までルーペを持ちこむことはなかったんですが、何かあったとき、懐中からサッとルーペが出てくる…なんていうのは、とてもいい感じです。私も真似してみようかしら。

このブログでは、もっと光学機器を取り上げたいような気もするのですが、あんまりその方面の知識がないので、ちょっと控えめにしています。

ところで、光学機器ならぬ、単体のレンズにもそれ自体不思議な魅力がありますね。戸棚の中に、凹レンズやら凸レンズやら、ごちゃごちゃジャンク品が入っていて、ときどき明かりにかざしては眺めています。
(これは間違いなく、江戸川乱歩の名作「鏡地獄」の影響でしょう。小学生の頃、はじめて読んだときに感じた“陰惨美”の印象は、今も鮮烈です。)

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック