戦前の少年向け鉱石標本(ヨーロッパ編)…その1 ― 2007年12月26日 22時52分19秒
今日は内輪の忘年会。この1年を振り返りつつ、来年に向けて勇気が沸いてくる、楽しいひと時でした。
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さて、今日も「石」シリーズの続きです。
外箱のラベルを見ると、「スイス・フランケン地方産の鉱物と化石」と、古風な亀甲文字で書かれています。1900年代初頭と思われる、少年向きの鉱石標本セット(外箱は約26×21センチ)。
先日は、日本の品をとりあげましたが、ヨーロッパにも似たような品があったんですね。というより、あちらが本家で、日本でもそれを真似て売り出したのかもしれません。
とはいえ(最近の品であれば、国の内外を問わず、あちこちで売られていますが)、戦前の物となると、日本の物は結構残っているのに、海外の物はごく稀です。そう真剣に探したわけでもありませんが、私はこれまで1回しか見たことがありません(すなわちこの品です)。
その差が何によって生まれたか、答は今もって不明ですが、その点に一寸興味をそそられます。単に供給量の差なのか、それとも保存過程の差なのか。日本では、格別「大切な思い出の品」視されたが故に、各家庭で保管されやすかったのかもしれませんね。
さて、内容の方はまた明日以降に。。。
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