幕末の人体模型2008年01月21日 20時58分47秒

(↑朝日新聞 2008年1月21日 朝刊)

昨日の理科教材カタログの続きを書こうと思っていたら、息子が夕食のとき、ふと「お父さん、この記事読むといいよ」と今日の朝刊(朝日)を差し出してくれました。

以前ご紹介した(※)、賢治が採集した岩石標本と同じく、「お宝発見」という連載記事に、今日は長崎大学の「紙製の人体模型」が登場です。
(※)http://mononoke.asablo.jp/blog/2007/09/17/1802965

すでに半身しか残っていませんが、1860年にフランスから輸入され、長崎医学伝習所で使われたというすこぶる由緒ある品。紙塑製人体模型を編み出した、ルイ・トマ・ジェローム・オズー(1797-1880)の真作です。

ネット上ではこれを四方からグルグル見ることができます。
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/ml/exhibit/mokei/body_model.html

この模型の存在は以前から知っていましたが、とにもかくにも父の嗜好をよく心得た、息子の心遣いが嬉しくて記事にしてみました。(実にうるわしいですね。猟奇な父子とはどうかおっしゃいますな…)

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さて明日ですが、もう1日カタログの記事は順延して、今日届いたあるモノを載せようと思います。何だかお分かりですか(分かるわけがない)。

ブダペストから届いたんですよ。例の Curious Expeditions のお二人から、募金お礼の品が!(参照 http://mononoke.asablo.jp/blog/2008/01/03/2542783
見るなり思わず笑みがこぼれました。どうぞ明日をお楽しみに。。。