遠い座敷2008年07月10日 20時24分04秒

さて、自分なりに腹積もりしていた7月10日が来ましたが、例の仕事は全然終わりません。

いや、全然終わらないわけではなく、遠くにかすかなゴールの気配が感じられてきたところです。たぶん今度の土日が山でしょう。

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表題は筒井康隆の同名の小説より。

超現実的な長大な日本家屋を駆け続ける少年。どこまでも続く座敷、座敷、座敷。無数の床の間に漂う怪しの気配。泣きながら駆けて、駆けて、やっと遠くに温かい我が家の気配が感じられたときの安堵感。

ちょうどそんな精神の陰影を感じながら作業しています。

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