緑陰の理科教室2008年07月23日 23時30分02秒


「暑いですね」と、メールでも何でも枕詞のように書いてしまいますが、本当に暑いですね。

  ☆

陽光がきらめき、緑が濃い影を落とす中、森閑と立つ理科室。
遠くに蝉の声が聞こえるようです。

戦前の慶応幼稚舎の理科室外観。

当時は今ほど特殊な存在ではなかったのかもしれませんが、下見張りの洋風建築はさすがにハイカラですね。手前の手すりのデザインも洒落ています。

中はいったいどんな様子だったんでしょうか?

洋墨(インク)の匂いが鼻を打ち、端正な少年が製図用の極細ペンを操り、夏帽子の理科教師が静かに植物の生活を説く…ちょっと年齢層が違うかもしれませんが、かつての長野まゆみ作品の舞台は、あるいはこんな感じだったでしょうか。

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