ファーノー著 『戸外の世界』 (1)…トンボ2008年08月08日 20時27分21秒


さて、ファーノーの本の中身を見ておきます。

この本は12×18cmほどの、あまり大きな本ではありませんが、16葉の美しいカラー図版が入っています。

19世紀の最末期は、本の挿絵が多色石版画(クロモリトグラフ)から3色分解の網点製版に移行する端境期にあたりますが、それだけに多色石版画の技術水準は最高レベルに達していました。この本の挿絵からも、その一端がうかがえます。

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繊細な線に微妙な色合いを乗せたトンボたち。

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