明治の天文台訪問…旧東京商船学校第二観測台(1) ― 2008年08月18日 08時51分35秒
第一観測台の隣にある第二観測台。
とんがり帽子の可愛らしい建物です。
また、案内板の文句を書き写しておきます。
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第二観測台(子午儀室)
八角形平家建煉瓦造 建坪八坪六合
明治36年6月第一観測台とともに建設され、内部には子午儀(Transit)を備え、天体の子午線通過時刻を精密に測定して精確な経度の測定をすること。およびその時の天体の高度から緯度を測定することが出来た。
昭和20年終戦直後、校舎を米進駐軍に占領された後、内部施設も撤去され、現在は台座のみであるが、八角形の建物で、輸入煉瓦造りの現存する建物として貴重なものとされている。
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向かって右側の窓は屋根まで達していますが、それに続く屋根の部分もガバッとスリット状に開くようになっています。この細い隙間から、天の南北を横切る子午線を観測しました。
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