国立科学博物館再訪(1)2008年08月22日 20時38分17秒

(↑国立科学博物館日本館<昭和5年竣工>中央吹き抜け)


去年の11月、上野の科学博物館に行った記事を書きました(↓)が、また見学の機会がありました。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2007/11/24/2456087

前はボーッとして写真を撮り漏らしたんですが、今回は時間に余裕もあったので、ゆっくり写真を撮ることができました。以下は、日本館で心に響いたモノたちです。

じっくり見るにつけても、やはり科博は侮れんな、という印象を強く持ちました。

国立科学博物館再訪(2)2008年08月22日 20時40分25秒

(↑思いっきり手ぶれしました。)

日本館3階「日本列島の素顔」のとっつきにある展示。

動物・植物・鉱物の標本をディスプレイしたキューブを縦横にたくさん積み重ねた、それ自体ミニチュアの博物館のような一角。昔の記事でもいたく感心していたのがこれです。

新しいのに妙な懐かしさも同時に感じます。これぞ現代的な装いをこらした「新・cabinet of curiosities」なのかもしれません。

国立科学博物館再訪(3)2008年08月22日 20時42分29秒

日本館1階。延岡藩主・内藤家伝来の漆塗り天球儀(江戸時代後期)。

漆黒の空に金銀の星が散り、その中央をゆったりと金泥を掃いた天の川が流れています。西洋の天球儀のように華やかな星座絵はありませんが、いかにも日本的な美意識を感じさせる天界の光景。

天の川の面には、その名も「天船」という星座が浮かんでいます。西洋星座でいうペルセウス座(の一部)で、その右側、画面中央の「五車」というのが、カペラを含むぎょしゃ座の五角形に当たります。

(この項さらに続く)