アンティコ・ナトゥラーレ…神戸、魅惑の昆蟲舗(2)2008年11月18日 21時25分36秒

六甲昆虫館で扱っているのは、もちろん加工品だけではなくて、むしろまっとうな標本が主です。

ただし、普通の標本商と違うのは、その購入手順。買い手はまず店内にある標本から、「えーと…これと…これを」と好みの品を選びます。次いで、こちらの希望を聞きながら、ご主人がぴったりのケースを選んで、そこにディスプレイしてくれるという流れ。この辺がアクセサリーっぽいというか、趣味性の高い商いを感じさせる部分です。

写真はタマムシ類のアソート。
目で見ると、宝石のように鮮やかなメタリックグリーンなんですが、なかなか上手く写りません。タマムシの鮮やかな色彩は、いわゆる「構造色」で、表面の微細な構造によって生じた光の干渉が原因ですから、照明の当て方とかにもっと工夫が必要なのかもしれません。

手塚治虫(本名・治)は、少年時代、その名にちなんでオサムシの採集に熱中しました。
で、私の場合はタマムシと…。