『星の世界をゆく』…星景画の時代(その2)2008年12月05日 22時26分35秒

(↑画面右側が白っぽいのは光の反射)

1872年のしし座流星群。
輻射点から四散する流星の軌跡を、1枚の絵に重ね合わせたものでしょう。
これだけ見ると、華麗な花火そのもの。

ほの白く浮かび上がる、アルプス山脈の稜線が、幻想的な美しさを見せています。
天空の壮大なドラマも知らぬ気に、静かに眠る山村の描写もいいですね。

これも元絵はギユマンの『天空』ですが、地上の景色は、ここでもドイツ風(スイス風?)に改変されています。なお、「しし群」の絵は、1877年に『天空』の第5版が出た際、新たに付加されたもの。

コメント

_ かすてん ― 2008年12月06日 10時18分31秒

しし座流星群といえば、来年はかなり見られるといううれしい予測が出ていますね。
http://science.nasa.gov/headlines/y2008/04dec_leonids2009.htm?list206035
2001年のHR=1000とまでは欲張らないから、HR=200くらい見せて欲しいなぁ。十分欲ばり過ぎかな。

_ 玉青 ― 2008年12月06日 20時00分59秒

いやいや、期待するのはタダですから、大いに期待しましょう(笑)。
なお、しし群の記事は明日も続く予定です。

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