暦のはなし(4)…京暦 ― 2009年01月05日 22時13分30秒
こちらは京都で刊行された京暦(経師暦)。
慶応2年(1866)といいますから、もうあと2年で明治時代です。
朝廷のお膝元で作られた京暦は、最も歴史が古く、格式も高いものとされていました。冒頭に「大経師降屋内匠(だいきょうじふりやたくみ)」と、麗々しく書かれていますが、ここが全国の暦を版行する総元締めに当たります。
内容は昨日の伊勢暦とほぼ同じですが(というか、大経師暦を元にして各地の暦は作られた)、こちらは巻物仕立ての巻暦になっているのが特徴。写真ではぺらぺらの紙ですが、本当の巻物形式に表装されることもあったようです。
【付記】なお、昨日~今日の記事はすべて、内田正男著『暦と日本人』(雄山閣)と、渡辺敏夫著『近世日本天文学史』(恒星社厚生閣)からの受け売りです。
慶応2年(1866)といいますから、もうあと2年で明治時代です。
朝廷のお膝元で作られた京暦は、最も歴史が古く、格式も高いものとされていました。冒頭に「大経師降屋内匠(だいきょうじふりやたくみ)」と、麗々しく書かれていますが、ここが全国の暦を版行する総元締めに当たります。
内容は昨日の伊勢暦とほぼ同じですが(というか、大経師暦を元にして各地の暦は作られた)、こちらは巻物仕立ての巻暦になっているのが特徴。写真ではぺらぺらの紙ですが、本当の巻物形式に表装されることもあったようです。
【付記】なお、昨日~今日の記事はすべて、内田正男著『暦と日本人』(雄山閣)と、渡辺敏夫著『近世日本天文学史』(恒星社厚生閣)からの受け売りです。
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