『天文学辞典』と昭和モダン(1) ― 2009年07月09日 21時11分15秒
画像は先日の「彗星タブレット」の記事で、小びんの背景に写っていた本の扉。
この字体だけで時代相がわかる感じですね。
■山本一清・村上忠敬(著)
『天文学辞典』
昭和8年(1933)、恒星社
こうして「天文古玩」をめぐる記事を書いていると、必然的に「ちょっと昔の天文学」について知りたいと思うことが多いのですが、これが予想以上の難仕事。
現代の天文学辞典を見ても、載っているのは主に最新の知見であって、既に廃れた学説にページを割く余裕はあまりなさそうです。天文学史の話題といえば、プトレマイオスやケプラー。ですから、例えば「宮澤賢治の頃の宇宙理解」について調べようと思うと、いろいろ同時代の本を引っぱり出してくる必要が生じて、かなり骨の折れる作業になってしまいます。
その意味で、これはすこぶる便利な1冊。
この辞典については、いろいろ書くべきことがあるので、明日以降つづきを書こうと思います。
(この項つづく)
この字体だけで時代相がわかる感じですね。
■山本一清・村上忠敬(著)
『天文学辞典』
昭和8年(1933)、恒星社
こうして「天文古玩」をめぐる記事を書いていると、必然的に「ちょっと昔の天文学」について知りたいと思うことが多いのですが、これが予想以上の難仕事。
現代の天文学辞典を見ても、載っているのは主に最新の知見であって、既に廃れた学説にページを割く余裕はあまりなさそうです。天文学史の話題といえば、プトレマイオスやケプラー。ですから、例えば「宮澤賢治の頃の宇宙理解」について調べようと思うと、いろいろ同時代の本を引っぱり出してくる必要が生じて、かなり骨の折れる作業になってしまいます。
その意味で、これはすこぶる便利な1冊。
この辞典については、いろいろ書くべきことがあるので、明日以降つづきを書こうと思います。
(この項つづく)
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