交感する博物系ブロガー ― 2009年07月12日 09時47分32秒

(ヨゼフィヌム医療博物館の展示より。出典:http://www.flickr.com/photos/curiousexpeditions/1772856618/in/set-72157602734884092/)
天文学辞典の話の途中ですが、少し寄り道。
★
休日の徒然に、また性懲りもなく「デロール」で検索していたら、関心空間内のTizitさんの日記にたどり着きました。(そういえば、以前、デロールの火事を知ったのもTizitさんの日記でした。)
■2009年6月14日:「類友連想遊戯」 (リンクは↓に)
「〔…〕普段から拝読している博物系ブロガーが、この街でイベントを開催することを知る。」
(え、博物系ブロガー…!)
「出迎えてくれたのは女性。そうだったんだ、そう言えば性別も気にしていなかったよ。図書館をテーマとしているだけに、会場一角の書棚にその手の書籍が隙間無く。」
(おお、「その手の書籍」…!)
「一方で書棚から周囲に目を転じると、その既視感たるや。デロールのノート、ヨゼフィヌムの女性蝋標本ピンナップ、プロテウスのDVD、〔…〕こういう時に共通言語があると話は広がりやすい。」
(然り…!)
「会場にはその他の名だたる博物系ブロガーの姿も。もちろん面識があった訳ではなく、彼女に紹介されて知る驚き。」
(ぎょぎょ!未知の博物系ブロガーの集団…!!!)
「『今回の旅行はこの街だけ?』と訊かれ、いや、ちょっとだけ時間があるからフィラデルフィアに行きたいと答えると…」
(ああ…!)
そう、このくだりを読むまで、私はTizitさんの文章は、どこか東京の一角の話だと勝手に思い込んで、心臓をどきどきさせていたのですが、うーむ、アメリカか。まあ、落ち着いて考えればそうですよね。
時間にすれば、ほんの一瞬のことですが、身近なところに博物系ブロガー大挙雲集…という光景にくらくらっとしました。その期待は外れたものの、でも、たとえ海の向こうにせよ、同好の士(たぶん)の存在は嬉しく且つ頼もしい気がします。
Tizitさんの日記は、とある「博物系のアンティークショップ」の店主との頬の緩むやりとりで終わっていますが、それは原文で味わってください。
■(Tizitさんの日記はこちら)http://www.kanshin.com/diary/1852271
【付記①】肝心の博物系ブログが気になります。
【付記②】日記に出てくる「ムター」とは、同地の医療系博物館、Mutter Museumのこと。公式サイトは、http://www.collphyphil.org/mutter.asp
【付記③】日本でも、例えば昨年記事に書いたイベント「錬金術師の招待状」(http://www.giovanni.jp/event/information.htm)などには、博物系ブロガー雲集の気配がありました。後続のイベントも何やら水面下で進行中と仄聞し、大いに楽しみにしています。
天文学辞典の話の途中ですが、少し寄り道。
★
休日の徒然に、また性懲りもなく「デロール」で検索していたら、関心空間内のTizitさんの日記にたどり着きました。(そういえば、以前、デロールの火事を知ったのもTizitさんの日記でした。)
■2009年6月14日:「類友連想遊戯」 (リンクは↓に)
「〔…〕普段から拝読している博物系ブロガーが、この街でイベントを開催することを知る。」
(え、博物系ブロガー…!)
「出迎えてくれたのは女性。そうだったんだ、そう言えば性別も気にしていなかったよ。図書館をテーマとしているだけに、会場一角の書棚にその手の書籍が隙間無く。」
(おお、「その手の書籍」…!)
「一方で書棚から周囲に目を転じると、その既視感たるや。デロールのノート、ヨゼフィヌムの女性蝋標本ピンナップ、プロテウスのDVD、〔…〕こういう時に共通言語があると話は広がりやすい。」
(然り…!)
「会場にはその他の名だたる博物系ブロガーの姿も。もちろん面識があった訳ではなく、彼女に紹介されて知る驚き。」
(ぎょぎょ!未知の博物系ブロガーの集団…!!!)
「『今回の旅行はこの街だけ?』と訊かれ、いや、ちょっとだけ時間があるからフィラデルフィアに行きたいと答えると…」
(ああ…!)
そう、このくだりを読むまで、私はTizitさんの文章は、どこか東京の一角の話だと勝手に思い込んで、心臓をどきどきさせていたのですが、うーむ、アメリカか。まあ、落ち着いて考えればそうですよね。
時間にすれば、ほんの一瞬のことですが、身近なところに博物系ブロガー大挙雲集…という光景にくらくらっとしました。その期待は外れたものの、でも、たとえ海の向こうにせよ、同好の士(たぶん)の存在は嬉しく且つ頼もしい気がします。
Tizitさんの日記は、とある「博物系のアンティークショップ」の店主との頬の緩むやりとりで終わっていますが、それは原文で味わってください。
■(Tizitさんの日記はこちら)http://www.kanshin.com/diary/1852271
【付記①】肝心の博物系ブログが気になります。
【付記②】日記に出てくる「ムター」とは、同地の医療系博物館、Mutter Museumのこと。公式サイトは、http://www.collphyphil.org/mutter.asp
【付記③】日本でも、例えば昨年記事に書いたイベント「錬金術師の招待状」(http://www.giovanni.jp/event/information.htm)などには、博物系ブロガー雲集の気配がありました。後続のイベントも何やら水面下で進行中と仄聞し、大いに楽しみにしています。
コメント
_ Tizit ― 2009年07月13日 01時03分18秒
_ 玉青 ― 2009年07月13日 19時41分39秒
Tizitさま、はじめまして。
臆面もなく、ひとさまの日記を勝手に引用して、あれこれ記事を書いてしまい恐縮です。平にご容赦ください。
さて、6月14日の日記。
前後の文脈を全然把握せぬまま拝読したので、本当に
「??? !!!!」
という感じでした。フィラデルフィアの一語がなければ、確かにもう少し夢を味わえたかもしれませんね。残念(笑。
Morbid Anatomy をお教えいただき、ありがとうございました。これは初見です。私は、どうも人体モノが弱いのですが、それでも涼を求めて、ついつい見入ってしまいます。人間とはややこしいものですね。
Curious Expeditions とは、以前、お二人から遠征費用の募金に応じたお礼のカードを頂戴したという(紙のように薄い)ご縁があります。また Evolution Store も、一寸前に記事で紹介した記憶がある…というわけで、何となく世界は狭いというか、やはり奇想・博物系の趣味嗜好は、ネット界においてもマイノリティなのかな…と思いますが、その分、細やかなつながりができるといいですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
博物系話を心から待ち望んでおります。
臆面もなく、ひとさまの日記を勝手に引用して、あれこれ記事を書いてしまい恐縮です。平にご容赦ください。
さて、6月14日の日記。
前後の文脈を全然把握せぬまま拝読したので、本当に
「??? !!!!」
という感じでした。フィラデルフィアの一語がなければ、確かにもう少し夢を味わえたかもしれませんね。残念(笑。
Morbid Anatomy をお教えいただき、ありがとうございました。これは初見です。私は、どうも人体モノが弱いのですが、それでも涼を求めて、ついつい見入ってしまいます。人間とはややこしいものですね。
Curious Expeditions とは、以前、お二人から遠征費用の募金に応じたお礼のカードを頂戴したという(紙のように薄い)ご縁があります。また Evolution Store も、一寸前に記事で紹介した記憶がある…というわけで、何となく世界は狭いというか、やはり奇想・博物系の趣味嗜好は、ネット界においてもマイノリティなのかな…と思いますが、その分、細やかなつながりができるといいですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
博物系話を心から待ち望んでおります。
_ mistletoe ― 2009年07月14日 18時51分47秒
あぁ。なんだか結末を知るまですんごいドキドキしました!
Tizit さんのブログ後ほどゆっくりじっくり熟読を。
Curious Expeditions のブログの方々。
ワタシも前からflickrユーザーなんです。
全然最近は活用できていませんが;;;
そこで彼らを知っていたのにそこからブログに繋がらなかった;
玉青師匠の記事で知ってやっと同一人物だと気づくワタシ;とほほ。
錬金術師の招待状のことを取り上げてくださってありがとうございます!
なんか申し訳ない形で今回師匠の名前がワタシの記事に;;;
子羊舎も海外から荷物が届かない…ブラックホールがどっかに
あるのでせうか?
素晴しい骨格標本画像にもへぇ~デス!
Tizit さんのブログ後ほどゆっくりじっくり熟読を。
Curious Expeditions のブログの方々。
ワタシも前からflickrユーザーなんです。
全然最近は活用できていませんが;;;
そこで彼らを知っていたのにそこからブログに繋がらなかった;
玉青師匠の記事で知ってやっと同一人物だと気づくワタシ;とほほ。
錬金術師の招待状のことを取り上げてくださってありがとうございます!
なんか申し訳ない形で今回師匠の名前がワタシの記事に;;;
子羊舎も海外から荷物が届かない…ブラックホールがどっかに
あるのでせうか?
素晴しい骨格標本画像にもへぇ~デス!
_ 玉青 ― 2009年07月15日 07時19分36秒
こうしてまた博物系ブロガーの結び目が1つずつできてゆくと。
実にすばらしいことではありませぬか。
「水面下の企画」に大いに期待しています。
Tizitさんの仰るように、ぜひ一献傾けながら世界の驚異と不思議、そして人間という不可思議な生き物について語り合いたいですね。
荷物の件はその後いろいろな曲折がありましたが、結果的にはまだ届いていません。何とも言えない心境です。どうも恐るべき荷物の難所・魔所が、この惑星のどこかにあるみたいですねえ。。。
実にすばらしいことではありませぬか。
「水面下の企画」に大いに期待しています。
Tizitさんの仰るように、ぜひ一献傾けながら世界の驚異と不思議、そして人間という不可思議な生き物について語り合いたいですね。
荷物の件はその後いろいろな曲折がありましたが、結果的にはまだ届いていません。何とも言えない心境です。どうも恐るべき荷物の難所・魔所が、この惑星のどこかにあるみたいですねえ。。。
コメントをどうぞ
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デロール焼失の際にもトラックバックを頂いておりながら,何のリアクションもせず申し訳ありませんでした。
楽しく拝読させていただきました。これ以前の日記でアメリカということに触れていたため,まさかこのような読み方をされるとは思わず。それならば「フィラデルフィア」と記さなければ,もっと謎に満ちたものになったのにと,少しばかりの残念な気持ちも。
気にされている「肝心の博物系ブログ」は「Morbid Anatomy」です。また,その場に居合わせた「未知の博物系ブロガーの集団」のひとつは,玉青さんが記事トップでリンクされているflickrユーザーです。まさかここで出会えるとは思わず,素で驚きましたよ。
この旅ではEvolution Storeにも足を運んできました。そのような諸々の博物系話を拙ブログにてまとめようと思いつつ,怠け癖からつい後回しに。宜しければ時を置いた後,覗きにきてくださいませ。
東京の博物系ブロガー雲集,面白そうですね。彼の地でも直接対話出来たことが何よりの喜びでしたので,一献傾けながら世界の驚異と不思議について語り合ってみたいものです。