おまけ:スキャナーの使い道2009年08月14日 07時51分32秒


昨夜は激しい雷雨。
そして今朝は透明な光が満ちた、涼しい色の空。
蝉たちは沈黙し、こおろぎだけが鳴いている静かな朝でした。
こうして季節はゆっくりと移っていきますね。
(でも朝食の頃には、蝉もしっかり鳴きだしました。)

  ★

さて余談ですが、前の記事の図版を用意していて、「ひょっとして、スキャナーって顕微鏡の代わりになるんじゃないか」と思い付きました。

さっそく市販のプレパラートで実験。
全長約2ミリのケンミジンコの標本を、9600dpi(手元にあるプリンタ兼の安スキャナーでは最高の解像度)でスキャンしたのが、上の画像です。

ぼやけていますが、一寸それらしく見えないこともないですね。

★結論―「安スキャナーは顕微鏡の代用にはならないが、虫めがねの代用にはなる」。

コメント

_ ガラクマ ― 2009年08月14日 21時36分47秒

スキャナーって、確かに相当な可能性が有るように思います。

私は、単純に暇があるごとに、文書、画像をスキャンして保存しております。情報収集の旅には、ミニノートPCとA4薄型スキャナーを持っていきます。
それは普通の使い方ですが、面積を利用して太陽投影板の変わりに強拡大の太陽像をスキャンできないか等、面積に注目しております。
手形とか、顔型をスキャンするのはみなさん、やっとことが有るかもしれません。

最近は直接、分析にも使われているようです。
http://www.igunoss.co.jp/enterprise/scanalizer/scanalizer.html

もっと、応用範囲があってもいいように思います。

_ 玉青 ― 2009年08月15日 07時05分16秒

なるほど!
スキャニングにプラスαの合わせ技で、いろいろ応用が効きそうですね。

手元にあるスキャナーを安物とけなしましたが、考えてみれば、これだけの技術の集積が、これほど安価で供給されていること自体驚きですね。

改めて見まわすと、身の回りにはスキャナー以外にもそうした“安価なハイテク”があふれていて、自分が確かに21世紀に生きていることを実感します。(ちょっと話題がずれました。)

_ ガラクマ ― 2009年08月16日 23時54分25秒

 チョット前、ハッブルに積むCCDの写真がUPされてましたが、驚きの大きさ。びっくりしました。
銀塩カメラに比べ、デジカメが至らないのは撮像面積の小ささ。
4×5、8×10と、大きなサイズの銀塩に比べ、CCDがいくらがんばっても、その空気感が不足してる感じがします。
大判カメラ用のスキャン撮像素子とかできていいように思います。電子顕微鏡とか普通にスキャンしているし。

スキャナー以外に気になるハイテクは。
普通じゃないか、と言われたら普通ですが、最近の超小型ハイビジョンビデオカメラです。16Gとか32GのSDにMP4で録画していくと、1日の行動が録画できます。
 以前ヘルメットにつけて山を登ったことがありますが、なかなかいいです。先日は残念な天気でしたが、日食にも持っていきました。
切り出した画像もパソコンで見る分には十分な画像。もうコンデジは不要と思わせる性能です。
(話、だいぶんそれまして申し訳ありません)

_ 玉青 ― 2009年08月17日 07時16分11秒

面積が生む空気感…。
オーディオの世界でも、空気感ということを言いますね。
その正体は何なんでしょうか。
デジタルとアナログの違いもあるんでしょうか。(アナログの方は、人間の閾下知覚に影響を及ぼすような―デジタルでは捨象されている―微細な情報が大量に乗っている…とか。)

究極の空気感を生みだすのは人間の網膜でしょうが、ヒトの眼は単体ではなくて、常に脳と連動している(当たり前ですが)のがミソかもしれませんね。下の関連記事も面白かったです。

★OKWave:人間の目はどのくらいの画素数に相当するのですか?
http://okwave.jp/qa840223.html

>普通じゃないか、と言われたら普通ですが、

こういうことが普通になっていること自体、普通ではないのかも…(笑
何ともすごい世の中ですね。

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