ヴンダー2題2009年10月21日 07時16分05秒

(↑ザ・ボーン・ルーム紹介記事より)

ヴンダー好きの方のために、目に心地よい情報を2点。

■その1■

「ひとり驚異の部屋」(←自室の戯称)の、いわば本歌ともいえる「元祖・驚異の部屋」、東大総合研究博物館小石川分館の近影を以下で拝見しました。

★frannyさんの写真ブログ「franny's photo」より
 驚異の部屋 - The Chambers of Curiosities
 (http://fraphoto.exblog.jp/11850290/

その場の空気感までも写し込んだ、美しい写真の数々に魅せられます。
こういう写真を見ると、また小石川に行きたくなりますが…いつになることか。

真鍮製の理科機器のシルエットが仏像に見える…というfrannyさんのコメントに、思わずハッとしました。(本当に仏像に見える!)
これを見て、写真を撮る際は<物そのもの>に捉われてはダメで、そこに生起する光と影に、絶えず意識を向けることが大切なのだと悟りました。写真に写るのは、結局のところ光と影だけなのですから。(従来、画像を確認するまで、変な光の反射に気付かなかったりしたのは、物の形状のみに注意を奪われていたせいでしょう。)

■その2■

世界のヴンダーショップ第5弾。
アメリカは西海岸、カリフォルニアのバークレイにある The Bone Room(http://curiousexpeditions.org/?p=805)。

URLを見ればお分かりのように、ここは例の驚異系ブログ、Curious Expeditionsで紹介されているのですが、ヴンダー好きのご両人も以下の通り手放しで大絶賛。

「私たち2人は、旅の途中で数え切れないほどの骨董商・博物商に出くわしましたが、ザ・ボーン・ルームほど衝撃的な店はめったにありません。ラマの骨格!ナマケモノの赤ん坊の剥製!ホラアナグマの歯と爪の化石の抽斗!(…)私たちは、お菓子屋にいる子供よろしく店内を(興奮して商品をひっくり返さないよう用心しながら)走り回って、写真を撮り、標本をじっくり眺めました。」

残念ながら、店独自のサイトはない様子。店舗情報の概略は、以下(ご両人の別サイト)に出ています。

★ATLAS OBSCURA
 The Bone Room(http://atlasobscura.com/places/bone-room#

怪奇な博物館は数々あれど、ここはお店であり、並んでいるのは全部売り物だというのがすごいですね。なにがしか支払えば、どれもお持ち帰り可!なんですから。(でも、ラマには非売品の札が…。)


【付記】 店内の様子は、以下の flickr のスライドショーで見ていただのがいちばんでしょう。http://tinyurl.com/yfc9d6w