冬至、地を這う太陽2009年12月22日 20時44分30秒

今日は冬至。
北半球では最も夜が長くなる日。
夜を愛する人にとっては祝うべき日であり、昼を愛する人にとっても、今日からだんだん昼が長くなってくるので、やっぱり祝うべき日です。

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写真はアラスカの冬至の光景。
1920年代のホワイトボーダータイプの写真絵葉書です。

キャプションを読むと、「12月21日、冬至の太陽。午前10:45から午後1:15まで20分おきに露光。アラスカ、フェアバンクス」 とあります。

南の地平線をなめるように、上り、沈む、よわよわしい太陽。
昔の人が、弱った太陽に活力を与えるために、この日いろいろな祭儀を催したのが分かる気がします。

フェアバンクスは北緯約65度に位置し、ここからもう1度ちょっと北によると、太陽が完全に大地の下に隠れる「極夜(きょくや)」の世界となります。


【付記】今ウィキペディアを見たら、冬至の日付は年によって12月21日から23日の間を動きますが、20世紀前半に限れば22日か23日のどちらかだったので、キャプションにあるMidwinter は「冬至」ではなしに、単に「真冬」と訳すのが正確かもしれません。

【付記の付記】やっぱりこれは「冬至」でいいようです。下のコメント欄を参照してください。