彼女は機上で忽然と消えた2010年03月17日 07時16分10秒

人は苦しみを乗り越え、失敗に学びながら成長していくものです。
そして、荷物が届かないこともまた、そうした苦しみの1つ。
成長の糧とは思えども、それにしても辛いです。

フランクフルトを発った荷物が空中で忽然と消えた…
まさにミステリーです。

トラッキングナンバー付きの荷物が途中で消えたのは、初めての経験なので、
確かに私はここから何かを学ぶことができるはずです。

しかし、本当はそんなことは学びたくないのです。
成長なんかしなくてもいいので、ふつうにスンナリ届いてほしいのです。
当たり前のことです。
当り前ではあるけれども、かといって、今さら嘆いてもどうにもならない。
嘆いてもどうにもならないということを経験によって知ることが、やはり成長であり、学習なのでしょう。

すでに届けは済ませて、郵便の方でも調査してくれるそうです。
果たしてどんなふうに決着がつくのか、ちょっぴり好奇心を抱いている自分がいます。

(中身はですね、これがまた興味深いものでして、もし無事に身柄を確保できたら、このページでご紹介することになるでしょう。)

【付記】

今日、郵便局から連絡がありました。
判明した驚愕の事実。
彼女は機上から忽然と消えたのではありませんでした。
彼女は何と、船に乗っていた!
道理で届かない筈です。
しかし、これではEMS扱いにした意味がない。
さらに状況を調査中。。。。

【付記の付記】

さらに驚くべき事実。
彼女は船に乗ったと見せかけて、やはり飛行機に乗り、忽然と日本に現われた!

喜ばしいニュースですが、一面、大いに不安になりました。
日本郵便の職員は、昨日それが確かにフランクフルトから船の乗ったことを確認したといいました。

しかし、考えてみれば内陸のフランクフルトに港はないし、ドイツに照会したとしたら、向こうがそんなことを言う筈がない。(事実、昨日、売り手の業者からドイツのDHLに聞いてもらったら、フランクフルトから飛行機に乗ったことは間違いないという返事でした。)

結局、日本郵便は何も調査をしていなかったのだと思います。
しかも、彼は「EMS扱いでも船便になることがある」と言いましたが、今日、再度確認したらそれも事実ではありませんでした。

今日対応してくれたスタッフは、「昨日対応した職員が分からないので…すみませんとしか言いようがないですね…不慣れなものですから…」とおっしゃいましたが、いや、そんな問題じゃないでしょうと、さすがに内心ムッとしました。

奮起せよ、日本郵便。

私は小泉郵政改革には大いに反対だったので、このことは臆することなく嘆く資格があると思っています。