コメントへのお返事を兼ねて①…「ちいさいおうち」の実験装置2010年04月26日 06時50分09秒

(元記事は4月24日 http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/04/24/5040373

理科室の隅々にまで鋭い視線を向けられた、とこさんからのコメントに対するお返事です。

○とこさま

鋭い、いい目をされていますね!恥ずかしながら、私はまったく気付きませんでした。
上の強拡大画像を見ると、たしかに黒板下の縦格子の手前に、それとは微妙にずれた垂直線が認められます(A)。長さも、ご紹介いただいた島津の避雷針模型(※)のそれに近いようです。ですから、この家型のものは、きっと避雷針模型に違いありません。

(※)↓のリンク先のいちばん下にある器具。
 http://www.shimadzu.co.jp/visionary/memorial-hall/display/meiji/005.html

とすると、ひょっとしたら隣の(B)は、同じページに出ている「電卵」?(卵型というよりは、ラッキョウ型というか、ランプのほや型のようにも見えるので、これはちょっと自信がありません)。

それにしても、「かわいい実験装置」というのがあるとすれば、これこそそれですね。
私の机の上にも、ぜひ、この「おうち」が1つ欲しいです。

コメント

_ とこ ― 2010年04月29日 20時49分29秒

拡大写真つきでのお返事、ありがとうございました!

たしかにこの模型は「おうち」ですね。
島津の博物館でもほかと違う雰囲気をかもし出していました。

電卵の形が島津のものとちがうとのことですが、良く見るとおうちのほうも、写真のほうの窓が黒っぽいです。島津の博物館にあるものとまったく同じだったら窓も白っぽく写りそう。それに誘導起電機の形も違います。

とすると、誘導起電機とその付属実験器具のセットはいろんなメーカーで作られていて、この理科室のものは別のメーカーのセットだったのかな(あるいは島津の別のバージョン?)と想像します。

1枚の写真でこれだけ想像(というか妄想)が広がるのはとても楽しいです!素敵な写真を紹介してくださってありがとうございました。

_ 玉青 ― 2010年04月30日 19時57分10秒

理科実験器具は量産がきかず、家内工業的に作られていたせいか、モデルチェンジが激しいですね。同じメーカーの品でも形が変わることはしょちゅうです(これは現在でもそうです)。まあ、機能が同一ならば、形は二の次という性格のものですから、それで不都合はなかったのでしょう。またOEM生産も多いので、同じものがA社のラベルを貼られたり、B社のラベルを貼られたり、実に複雑怪奇。ですから、この「おうち」にしても、どこの製品か写真だけでは決め手がなさそうです。

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