夏休みの天文ペーパークラフト(1) ― 2010年07月25日 20時34分46秒
夏は到来物の季節。
日ごろコメント欄でお世話になっている、S.Uさん、とこさんから、先日素敵なものを頂戴しました。お二人ともどうもありがとうございました。
日ごろコメント欄でお世話になっている、S.Uさん、とこさんから、先日素敵なものを頂戴しました。お二人ともどうもありがとうございました。
いただいた品にはペーパークラフトという共通点があるので、夏休みの工作特集として、こちらで記事にさせていただきます。
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S.Uさんからいただいたのは、コペルニクスの母校、ポーランド南部のクラクフにあるヤギェウォ大学のお土産。
↑ヤギェウォ大学、コレギウム・マイウス(ウィキペディアより)。
むう、重厚な建物ですね。1490年代に、若き日のコペルニクスが学んだ場所がここ。
ここには、コペルニクスの時代から伝わる真鍮製の古い天文器具のすばらしいコレクションとともに、あの『天体の回転について』の自筆原稿が保管されていると聞きます。で、同大学のサイトを見たのですが、そのいずれも未紹介のようでした。残念。
コペルニクスは、昨日のトブラーのチョコカードにも顔を出していました。
ガリレオやケプラーを抑え、天文学者から唯一エントリーされたのはさすが。(でも、S.Uさんからのお便りによれば、クラクフではコペルニクスよりもショパンやヨハネ・パウロ2世のほうが人気者だとか。天文界のスーパースターも、世間の物差しではやっぱり地味なのかも。)
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さて、S.Uさんにいただいたのはコレギウム・マイウスのミュージアム・ショップで販売している、<航海アストロラーベ>と<四分儀>のペーパークラフト。A4の厚紙に印刷されています。
いずれも星の高度を測るための器具であり、これぞ古代より続く天体観測の基礎中の基礎。高度な天体運行理論も、すべては観測データあってのものであり、コペルニクスとて例外ではありません。その意味で、この紙片が彼の学び舎から届いたことには深い意味があるのです。
(紙幅が尽きたので、とこさん編はまた明日…)
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