自然史博物館の夕べ ― 2010年08月27日 19時51分57秒
(今日の写真は、いずれも Wikipedia からの安易な流用です。)
また余談に流れますが、例によって記事の参考にと思って、ウィーン自然史博物館のサイト(http://www.nhm-wien.ac.at/Content.Node/museum/index1.html)を見ていたら、ここでもイベント向けに会場貸しをしているのを知りました。最近はこういうのをあちこちでやっているんですね。
「当館の恐竜ホールで味わう、ユニークな夕べのひとときは、他にはない雰囲気。アロサウルスとディプロドクスの堂々たる骨格の間で召し上がる豪華ディナー(70名様まで対応可)は、これぞまさに博物館ならではの特別企画。この夕べのひとときを、お客様がたは一生忘れることはないでしょう。」
夜の恐竜ホールでパーティーなんて考えただけでも素敵です。灯りに照らされて、ゆらゆらと踊る白亜紀の竜たち。それを眺めながら、カチンと冷たいグラスを合わせて、グイとひと干し。
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市民と博物館の距離が近いのは確かに良いことです。ただ、博物館側の本音はやはり収益アップかなあ…とも思います。本当は、そんな風に博物館が収入を上げるのに血眼にならずに済むのが良い世の中なのかもしれませんが。
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また、同館では、キッズ向けのお誕生祝いツアーも実施しています。学芸員の引率で館内を探検したり、いろいろな体験プログラムを楽しんだりした後は、博物館の中央にある、カフェ・ノーチラスでお祝いの食事を…という趣向。
これも何だかうらやましい。
何億年と言う生物の歴史を間近に見ながら、自分がこの世に生を受けたことを祝福してもらうなんて、心に響く体験でしょうね。「そう、君もこの歴史の確かな1ページなんだよ」と、語って聞かせてもらえる子どもは幸せです。
このカフェについては、ウィーン在住のThirdさんが写真入りで紹介しています。家具や什器の選択には一考の余地ありと見ましたが(ややにわか仕立て感あり)、何といっても博物館の大ドームの真下というロケーションが素晴らしいですね。しかし最後の1行が何とも…。子どもたちの運命やいかに。
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今日、職場の窓から赤とんぼの群れがスイスイ飛んでいるのが見えました。
来週からはいよいよ9月。
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