鴨川から不思議を携えて来た人2010年08月29日 09時00分02秒

(↑ラガードさんにいただいた、京都産の桜石。本物の桜よりも1枚多い、小さな6枚の花弁をもった可憐な石の花。石とは言え、本物と同じように、脆く、散りやすい花です。)


昨日、京都の不思議なアンティークショップ、ラガード研究所さん(http://lagado.jp/)が、拙宅を訪問されました。

たまたま、ラガードさんの関心領域と私のそれが重なっていたため、ご来訪に結びついたのですが、宇宙の話、物の売り買いの話、創作の話…いろいろと興味深いお話を伺うことができました。リアル世界では、こういう趣味の話をする機会が極端に乏しいので、日ごろの孤立感が癒される思いでした。

お話の中で意外だったのは、私が興味を持って書いているようなこと、いわば<天文古玩的なもの>は、自分で思っているほどにはマイナーではない…というご指摘。まあ、もともと興味の接近している2人の会話なので、ちょっと割り引いて聞く必要があるかもしれませんが(笑)、ラガードさんはお若いけれども、これまで広い世界を見て来られた方なので、その言には重みがあります。

「例えば、ここにこういう人がいて…、ああいうサイトがあって…」と、ラガードさんは私の知らない固有名詞を次々と挙げられました。ラガードさんご自身もそうですが、人も、モノも、世界にはまだまだ大いなる不思議と驚異が満ちあふれているようです。

であれば、「天文古玩」もこのまま永遠に続くのかもしれない…
それが果敢ない幻想であることは知りながら、ふとそんな風に思える晩夏の午後でした。