Planetarium Bar …グラスに落ちる満天の星2010年09月25日 11時11分09秒

先日話題にした「天文BAR」。
その際、「日本には、ありそうで無い」と結論付けたら、実はやっぱりあったのでした。
それどころか、今後はメジャーな存在になりそうな気配も。
(この情報はコメント欄で、とこさんに教えていただきました。ありがとうございました。)

   ★

まず1軒目は、港区白金台にある、ずばり「プラネタリウムBAR」という名前のお店。
 

どんなお店かは、サイト(http://www.planetarium-bar.com/index.html)を見ていただければ、一目瞭然ですが、一応メモ書きしておきます。

★プラネタリウムBAR
 東京都港区白金台4-9-23 ツツイ白金台ビル5F
 OPEN19:00~27:00(日祝日は24:00)
 年中無休
 

店内には2台のプラネタリウムが備わっています。
1台は、プラネタリウムクリエーター、大平貴之氏製作の『MEGASTAR ZERO Platinum』。12等級の微光星までを含む、全天500万個の星が、天井いっぱいに投影され、お客さんは双眼鏡や星座早見盤を片手に、それを楽しもうという趣向。そしてもう1台は、コニカミノルタ社製『メディアグローブ』で、こちらは頭上にゆらめくオーロラなど、リアルな3DCG映像を店内のドーム天井部に映し出してくれます。
 

店の自己紹介には、「白金台からの夜景と満天の星空が特別な夜を演出します」とあって、何となくカップル限定みたいな印象も受けますが、まあそれはそれとして、なかなか素敵な店です。

それに、この店は見かけほど柔弱(失礼)ではありません。闘病中の子どもために、メガスター・ゼロの無料出張上映をしたり、日中、学校の課外授業のために店とプラネタリウムを無料開放したりと、ボランティア活動にも力を入れているのは立派です。(子どもたちは、肉眼の能力を超えた満天の星空と、大人のためのBARという、2つの異世界を体験できることになりますね。)

    ★

さて、もう1つの店は、羽田空港のリニューアルに伴い10月21日オープン予定の「Planetarium Starry Cafe」。新しい羽田空港新国際線ターミナルビルの5階に入るのだそうです。

とこさんに教えていただいた記事はこちら。
http://news.walkerplus.com/2010/0803/4/

「中でも、空港では初めてとなる最新型のプラネタリウムを導入したカフェでは、およそ4000万個もの星が輝く空の下、食事やお酒が楽しめるという。なんとも珍しいこの“プラネタリウムカフェ”ももちろん飛行機に搭乗する予定がなくても入れるので、デートスポットとしても最高だろう。」
 

やや、ここでもカップルでの利用が推奨されていますね。
確かに、誰かと一緒に星を見上げることで、心の距離がグッと縮まることもありそうです。「宇宙の広大さに比べ、ヒトはあまりにも小さい。けれども、その小さなもの同士が、今ここで同じ時空を共有し、無限の宇宙と向き合っている。」 そんなイメージが、目の前の相手をとても愛しいものに感じさせるせいかもしれません。

できれば、プラネタリウムに感動した二人が、いつかリアルな満天の星を見に行くことを囁き合ってくれたら、天文ファンの拡大にもなってよろしかろうと思うのですが、まあ、それこそ余計なお世話というものですね(笑)。