鳥よ!2010年12月08日 21時01分39秒


 
 “I wish I were a bird …”
  学校ではそう習いました。
  でも、すべての鳥が自由に空を飛べるわけではありません。
  飛べない鳥は、それが鳥であるゆえに、いっそう淋しげです。


↑内田清之介(著) 『日本鳥類図説』 (警醒社、大正2年=1913)。

ネット情報(コトバンク)によれば、内田清之介(1884-1975)は、農商務省鳥獣調査室長、東大、京大などの講師を歴任し、日本鳥学会会頭を務めた鳥類学者。

この図鑑は、昭和になってから出版された“日本三大鳥類図鑑”(参照→)に先行するもので、日本における本格的な鳥類図鑑としては最初期のものです。類書の乏しい中、鳥類の専門家以外にも重宝されたらしく、手元の本には青森営林局の蔵印があります。

   ★

なんだか心のネジがゆるんで、ブログの記事も一寸おかしくなっている気がします。
きっと今しばらくはこんな調子でしょう。

コメント

_ mimi ― 2010年12月08日 22時37分33秒

一番下の鳥は、すずめですか?相方に、すずめは凶暴だから、他の鳥の餌をみんな食べてしまうと教えられびっくりしました。こちらでは、カラスより、すずめのほうが、害鳥です。
毎日、リスを咥えたきつねを轢きそうにになったり、ふくろうやみみずくとぶつかりそうになったり、夜行性の動物が、車のライトに立ちすくむ光景を見て、動物の生の生態を観察しております。(ちなみに、鷹が車を掴むかのように舞い降りてきたことがあります)

実は、こちらに訪れるようになったのも、我が村から、夏の間、はっきりと見える天の川がきっかけです。

++

実際にあるのに、目に見えないものを人は否定しがちですが、ネオンの無い漆黒の闇の中の月明かりと星のまぶしさを感じると、真理を追究したくなった偉人たちの気持ちがわかるような気がします。

心が痛むときは、夜空を見上げて・・・と言いたいところですが、都会にお住まいだと、玉青さんの望む星空は見えないかもしれないですね。

_ 玉青 ― 2010年12月10日 07時00分36秒

いちばん下の小鳥は、同じスズメ目でもホオジロ科に属する「アオジ」です。
大きさはちょうどスズメぐらいの鳥です。本種は主にアジア東部に生息し、ヨーロッパにはいないそうです。

  +

動物との出会い。満天の星。
mimiさんのお住まいは、素晴らしい場所にあるのですね!
それにしても、所変われば品変わる。スズメが害鳥扱いとは。
…と書きかけて、「でも、そういえば日本だって、農業主体の頃は立派な害鳥だったなあ」と思い出しました。人間は環境が変わると、いろんなことをコロっと忘れてしまうものですね。そして物事の感じ方も変わってしまいます。

私の住む場所には、残念ながら動物も星空ありません。
私はそれを本当に(ええ、本当に!)残念に思いますが、でも私の子どもたちは最初からそういう環境なので、それを特に残念にも思ってないようです。なんだか空恐ろしい気がします。

  +

すみません、いただいたコメントに触発されて、ちょっと話がそれたようです。
お気づかいありがとうございました。たとえ星はまばらでも、夜空の奥深さを覗きこむだけでも、心がずいぶんと慰められることを実感しています。
心のバランスもずいぶん回復してきましたよ!

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