こんなお店を探しています2010年12月23日 12時00分26秒

ハーシェル協会の仕事はまだ終りません。
むう、年賀状も書かなければ。
最近は何事もだらだらやる癖がついて、なかなか仕事がはかどりません。
そんな怠惰な日々に句読点を打つために、ちょっと記事を書いてみます。

   ★

仕事が立て込んでくると、逃避的にあれこれキーワードを打ち込んで、理科趣味を満足させるページを探したりするわけですが、今日は2年近く前の“Yahoo!知恵袋”で「東京都内のアンティーク雑貨(ナチュラル系・ガラクタ系)のお店を探しています」という質問を見かけました。

内容を拝見すると、「私の好きなものを書きますので、こんな私にお勧めのお店がありましたら教えて下さい」とあって、以下のアイテムが列挙されています。

    時計の部品  鉱石  天体  理科の道具  医療器具
    ワックスペーパー  古切手  古いハードカバーの洋書
    鳥の羽  食器  画材  額縁  錆びたもの  地図

ああ、いいですねえ。

パッと思い付くお店はいくつかありますが、その多くはネット上にのみ存在する店舗で、実店舗となると本当に数は少ないですね。その実店舗にしても、私自身はネット上でしか見たことのない所が大半なので、結局、そういう空間に身を置いた経験はないに等しいのです。

私も是非そんなお店に行ってみたいです。
と言うか、ウチの町内にも一軒ほしいです。
いや、一軒と言わず、そういう店がずらりと軒をつらねていてほしいです。
そして、昼も夜も、不思議な会話を延々と続けていてほしいのです。


…さてと、現実に返って仕事を続けねば。

コメント

_ S.U ― 2010年12月24日 20時46分55秒

 年末の忙しいときに足を引っ張り合うようなコメントですみません。
 昔は地方都市や郊外にあった「骨董屋」というのを、最近はあまり見かけないように思います。古書やら、値打ちのわからない昔の調度品やら、いろいろな業種の古道具などを売っていました。商売にならんのでしょうが、さびしいことです。現在でも、東京の街中にあるような「古美術商」は、私にはとても手が出ないような店で、かつ興味もありません。

_ 玉青 ― 2010年12月24日 21時27分22秒

いえいえ、ご多用な時期に足をお運びいただき恐縮です。

たしかに何でもありの骨董屋は減ったかもしれませんねえ。
ニーズとともに業態も確実に多様化しているのでしょう。
今の主流は「アンティークショップ」でしょうか。
「雑貨」という単語も、昔とは用法が変わってきたようです。
(「お洒落な」というのが枕詞になっていて、今の方がだいぶポジティブな感じですね。)

骨董屋さんの衰退は、「町の古本屋」の衰退と平行する現象かもしれません。一抹の寂しさはありますが、古物業界には若い人の参入も多いようで、昔とは違った視点で、いろいろなモノが流通し始めているのも確かなようです。私自身、その恩恵を受けているので、まあ得失ゼロといったところでしょうか。

_ mimi ― 2010年12月24日 22時18分37秒

私もネットで仕事のかたわら、いつもブログを拝見させていただいています。集中しなくてはいけないと思いつつ、考えに行き詰ると・・・駄目なんですよね。
確かに骨董屋さんは存在しても、『手が出ない』たぐいのものが多く、敷居が高すぎます。

フランスには、このたぐいの「がらくた屋」がたくさん存在します。そして、私は入り浸る口です(笑)「ごみ屋」としか思えない店もたくさんあります。先日も、オークションでアンティークの医療器具を見ましたが、多分その方が興味を持たれるようなたぐいで、状態も最高でした。

しかし・・・、この「がらくた屋」では、日本では経営が成り立ちませんね。あったら、それこそ奇跡のようなお店で、私も是非行きたいものです。まして、東京の家賃を考えると。私はお店をしていたので、身にしみてよくわかるのです。趣味と実益がかなえば、売れても売れなくてもいい、自分の趣味に存分に浸れるお店を作って、マダムがしたいものです。(笑)

_ S.U ― 2010年12月24日 22時27分36秒

なるほどねぇ。でも、私は「お洒落でポジティブなアンティーク雑貨」より「ぶざまでネガティブな古道具」に惹かれます。ただし、見るだけで満足して買わないかも...

>「雑貨」
 そうそう。昔の雑貨屋は荒物屋に近い商売で、...この荒物屋という呼称も聞かなくなりましたね。

_ 玉青 ― 2010年12月25日 23時34分37秒

○mimiさま

>自分の趣味に存分に浸れるお店を作って、マダムがしたい

本当ですねえ。そして「売れても売れなくてもいい」となれば、もうお客さんはいなくても全然よくて…。となると、今、自分のいる部屋がそう言って言えないこともないですね。いや、それとも常にお客が1人に、店主が1人の店なのかも?

で、この店主は結構悪い奴で、1万円で買ったものを、お客に平気な顔をして3万円で売りつけて、それでまた次の仕入れをしてるんですよ(笑)。これって儲かっているんでしょうか?

○S.Uさま

>「ぶざまでネガティブな古道具」

そこまで言わなくても(笑)。せめて「お洒落でネガティブなアンティーク」か、「ぶざまでポジティブな古道具」ぐらいで手を打ってはどうでしょう。

>荒物屋という呼称も聞かなくなりましたね。

ええ、それから「乾物屋(かんぶつや)」(^^)

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