天文古玩

子ども向けの理科図鑑の、やわらかで、それでも静かな情熱が通った感じがいいです。私も好きでした。

　私は、何回かお話ししたように、野歩きが好きなのに鱗翅目が苦手でした。冬はこれらの昆虫が飛ばない安全な季節ですが、落ち葉のたまっているところは要注意です。落ち葉をかき分けていて、甲虫やその幼虫が出てくるのはまだいいのですが、タテハチョウの越冬に出会ったときには参りました。玉青少年には、そんな「冬の収穫」ありましたか？

S.Uさんは蛾のみならず、蝶もだめなんですねえ（笑）。
タテハチョウの越冬姿なんて、冬の雑木林の観察対象としては最高なんですけれどもね！

>冬の収穫

ええ、たくさんありましたよ。
ヤママユガの繭、クスサンの繭、ウスタビガの繭、イラガの繭…
カマキリの卵嚢、アシナガバチの巣、ミノムシの巣…

>タテハチョウの越冬姿
　枯れ葉に紛れてネンネしているとはとんでもない奴です。

>ガの繭
　イラガの曲線模様の繭は少しかわいいですが、クスサンの網目の繭はキライです。ミノムシは中に幼虫がはいっているとしてもOKです。逆にイラガの幼虫には刺された恨みがあります。

幼虫はともかく、イラガの繭はかわいいですね。
ただ「すずめのしょうべんたご」という通称が…。
オオイヌノフグリ的な、野趣に溢れすぎたネーミングセンスです。

>野趣に溢れすぎたネーミング
　こういうセンス、近年の日本にはなくなりましたね。

確かに。ひょっとしたら、生物的活力減退の徴候かも。ちょっと危ういですね。
省みれば、「しょうべんたご」や「ふぐり」を揶揄した時点で、近年の日本もろとも私自身少しおかしくなりかけかもしれません。
うむ、今こそ胆力を練って、大いに野趣を鼓吹すべき時ならずや！
（「しょうべんたご」と「ふぐり」で、そこまで力まなくてもいいですが・笑）

（もう１つのコメントもありがとうございました。拙文を種々ご活用いただければ幸に存じます・笑）