PLANETICA…プラスチックの太陽系2011年05月04日 20時21分31秒

連休も中盤ですね。
さて、今日も番外編。オーラリーの話のついでに、ちょっと便利な品を載せます。


任意の時点の惑星の位置を手軽に調べることができる小道具、「プラネティカ」。
フランスで生まれた、現代の手動式オーラリーです。直径は14cm。

この品、いざ写真を撮ろうと思うと、光が映り込んで、撮影が難しいです。


というのも、どら焼きというか、シンバルというか、表面の形状が独特のカーブを描いているからです。


↑裏側もどら焼き状態。据わりが悪いことこの上ないですが、これがフランスの造形感覚なんでしょうか。


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使い方は簡単です。


まず外枠(透明カバー)を回して、年月日をセットします。すると、それに連動して惑星がその日のポジションに移動します。内部では沢山歯車が回っているのでしょうが、それはすべてブラックボックス化していて、外からは見えません(スケルトン版がほしい…)。


残念ながら、実際に動くのは天王星までです。海王星と冥王星(発売当時はまだ惑星でした)は、あらかじめプリントされたドットを見て、その位置を判断します。


次に地球をはめ込んだ円盤を回して、時刻をセットします。それによって、同時に東西南北の方向も定まります。自分の体の向きをそれに合わせれば、今惑星がどちらの方向に見えるかが分かる仕組みです。

ためしに、今日の惑星の位置を表示してみました↓


太陽を間において、お行儀よく列を作っています。
念のため、先日の「電脳惑星儀」と比べてみると(向きを揃えるため180度回転)↓


いちばん外側の海王星が列を乱しているので、「惑星直列」とはいきませんが、確かに同じ配置(当り前か…)。


底部のボタンを押すと、中央の太陽(LED)が点灯します。
全体にとてもよく出来ていますが、構造的限界のため、表示できるのが1970年~2049年に限定されるのが玉に瑕。

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この品、今でもいろんなところで通販していますが、結構店によって値段が違うようです。購入される場合は、買う店を選んだほうが良いですね。