コメント

_ S.U ― 2011年05月27日 22時19分35秒

「光学応用玩具」とはなんじゃろな、と見に行きますと、これは「のぞきからくり」の類ですね。現代は、テレビもあり、パソコンもありですが、そういう物がなかった時代に、手元でありありと風景が見えたり、形が動いたりするのがどんな感動だったのか、もはやなかなか想像できません。

_ 玉青 ― 2011年05月28日 12時07分57秒

>もはやなかなか想像できません。

卑近な例を挙げると、一頃流行った3D画像。
視力回復に良いとまことしやかに言われて、本やら、企業の販促グッズやら、いろいろなところで使われましたが、あれが初めて3Dに見えた時の感動に近いかもしれませんね。

そして、あの手の画像をなかなか3D視できない人の前で、「ああ、すごい!右の方に文字が浮かび上がっている!!」とか何とか、優越感を味わいながら鑑賞するような気分だったかもしれませんね(笑)。

近頃の3D映画やゲームは見たことがないので、どんな塩梅か分かりませんが、やっぱり最初見ると感動するんでしょうか。

_ S.U ― 2011年05月28日 15時17分49秒

 視力改善用3D絵本! 私も買って楽しみました(笑)。 なるほど、100年以上前の「のぞきからくり」はあの感触ですか!

 最近の3Dは流行に疎い私はあまり見たことありません。電気店で見る3D画面の携帯電話は、昔お菓子のオマケや物差しに貼ってあった見る角度によって絵がずれるシールに近いと感じます。これまた電気店で見る3Dテレビは、テーブルの上で人形が動いている感じで、もはや感動はないですが、のぞきからくりの感覚とは共通するかも。

_ 玉青 ― 2011年05月29日 10時45分32秒

そうだ、3Dといえば、初めてホログラム映像を見た時の驚きも、100年前の「のぞきからくり」っぽい味わいだったかもしれませんね!

_ S.U ― 2011年05月29日 11時24分03秒

おぉ! 思い出しました。つくば科学万博(1985)のソ連館で見たホログラムはブッたまげーションでした。私には当該科学万博でのいちばんの驚愕展示で、めがねをかける富士通館3Dドームシアターなどの比ではありませんでした。

現代ではすでにアンティークだそうです。↓ まさにこれ。
 http://holographica.blogspot.com/2010/05/special-soviet-holography.html

 あの驚きは、のぞきからくりというより、精密機械からくりに近いかったかもしれません。

_ 玉青 ― 2011年05月29日 19時38分09秒

>あの驚きは、のぞきからくりというより、精密機械からくりに近かったかもしれません。

そうです、そうです。
そして100年前の人は、のぞきからくりに精密機械的印象を抱いたかもしれず、まさに歴史は繰り返す…のではないでしょうか。

_ S.U ― 2011年05月30日 19時56分02秒

>のぞきからくりに精密機械的印象
 そうかもしれませんね。そして、なんの変哲もない箱なり額縁なりを覗く見物人が感激したのは、人間の職人の技ではなくて、神あるいは自然が我々にこっそりと見せてくれる光の精緻な技に対してだったのでしょう。自然が相手なら歴史は繰り返して当然だと思います。

 ところで、私事ですが、ソ連製のホログラム(1985)の写真をwebで見て、実物の見た時の感動がぶり返してしまいました。こんなものがオークションや古物商に出ていることはないでしょうが、もし現存する物の値段がわかる機会があれば、また教えて下さい。(もちろんお忙しくない折に)

_ 玉青 ― 2011年05月31日 21時47分08秒

おお、これは古玩プロパーなご依頼ですね。
了解しました。ホログラムは、当初から「アート作品」としても受容されていたので、市場に出てくる機会はきっとあるはずです。出物があれば、相場をご報告しましょう。

_ S.U ― 2011年06月01日 07時21分45秒

よろしくお願いいたします。放出処分価格になっているか、国宝級遺産になっているかの両極端のどちらかではないか、と推測しています。

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