写真を撮ったついでに、これまであまり取り上げなかったようなモノを載せます。
写真は、以前、何の気なしに買ったジャンク・レンズ。
両凸レンズ、両凹レンズ、凸平レンズ、凸凹レンズ。
それぞれに自己を主張するガラス塊。
反射と屈折。
おぼろな輝き。
レンズはときに外の世界をすっかり閉じ込めてしまいます。
試しに4つのレンズを重ねてみました。
そっと覗きこむと、たった1つの照明が、無限に反照しています。
さらに近づくと、レンズはまるで漆黒の瞳のようです。
灯が続くその奥に、人間の知らない異世界が広がっている…
(記事を書ききながら、江戸川乱歩の「鏡地獄」を思い浮かべました。)
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