あっ… ― 2011年07月17日 17時14分21秒
ふと壁を見たら、南米産のヒゲナガドウケカミキリ(Acrocinus longimanus)の標本が無残なことに!あちゃー。。。
この標本は、虫体をホットグルーで貼りつけてあるだけなので、時と共に自然にはがれて落ちたのでしょう。まあ、元々がお土産用ですから、そう嘆く必要もなく、とりあえず木工用ボンドで適当にくっつけることにしました。
この標本は、虫体をホットグルーで貼りつけてあるだけなので、時と共に自然にはがれて落ちたのでしょう。まあ、元々がお土産用ですから、そう嘆く必要もなく、とりあえず木工用ボンドで適当にくっつけることにしました。
ケースに入れれば、ちょちょいのちょいで元通り。
ところで和名の「ヒゲナガドウケカミキリ」というのは、漢字を当てれば、「髭長道化かみきり」で、英名の “Harlequin long-horn beetle” の直訳。日本では単純に「テナガカミキリ」と呼ばれることも多い甲虫ですが、この虫の翅模様は、いかにも道化師の衣装を思わせます。(ハーレクインとは「道化師、ピエロ」のことで、ピカソが好んで画題にした「アルルカン」はそのフランス語読み。)
しかし、久しぶりにマジマジと観察したら、以前は鮮やかな朱と黒と黄のだんだら模様だった道化の衣装が、今やすっかり色あせていました。
★
ブラインドを上げれば、外は濃い夏の空。
落魄のアルルカンにも、まだまだ季節は幾たびも巡って来ることでしょう。
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