千年の古都で、博物ヴンダー散歩…ラガード研究所(1)2011年10月27日 22時49分35秒

今回の京都行きで最も楽しみにしていた場所、ラガード研究所。
広大な京大キャンパスが尽き、大文字山が間近に見えるころ、ラガード研究所は出現します。


と言っても、道行く人は絶対に気付かないでしょう。
同研究所はビルの2階(2.5階?)にあって、ビルの入口付近には、一応「welcome」と書かれた看板が出ているのですが、所長の淡嶋さんに指摘されるまで、私はそれに気づきませんでした。もはや看板の用をなしていません(笑)。訪問の際は、事前に地図やストリートビューで十分予習して行かれることをお勧めします。

ラガード研究所は、世間的にはアンティーク・ショップと呼ぶのが、たぶんいちばん近い言い方ですが、その枠に収まらない奇妙なお店です。淡嶋さんご自身は「喫茶室が併設された天文・理科系古道具屋」と表現されています。

■Lagado研究所 http://lagado.jp/

以前は何のお店だったのか、何となく会員制クラブを思わせる、重々しい木の扉を開けて店内に足を踏み入れると、聞きしにまさる怪しいムードです。

(「商品」という言葉の概念が歪む店内)

私が訪問した時、店内には全く人気がなく、静かな音楽が流れているばかりでした。
無用心な店だなあ…といぶかりつつ、狐につままれたような気分で、喫茶コーナーで待つことしばし。

(コーヒーとジンジャーエールが供される喫茶室)

それでも一向に誰も現れないので、昨年、淡嶋さんとお会いしたとき(参照 http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/08/29/5312806)にお聞きした携帯の番号にかけてみました。

(この項つづく)