雪のフラスコ2012年01月10日 20時11分19秒

この前登場した雪のブルーベリー酒
飲み終わった壜をとっておこうと思い、水洗いして干しておきました。
それを今朝見たら、斜めの光を受けて、なかなかいい感じに見えました。


厚手のガラスなので、角度によって雪は奇妙にゆがんで見えます。



静かに壜の中に舞い落ちる雪。



壜にプリントされたフラットな雪片は紋様風。



この壜には「底」が2つあるので、直立も斜立も可能です。



透明な球体を満たす雪。



北海道大学に敬意を表して。水滴に曇った硝子の肌が美しい。

   ★

上の写真は少し画像をいじってあります。
所詮は(失礼)、800円のお酒の空き瓶ですから、実物は、こんな風にクリスタルガラスのような輝きを放っているわけではありません。まあ、見方によっては美しくも見える…ということです。

コメント

_ 細波 ― 2012年01月11日 19時34分33秒

雪の結晶に触れられましたので、私も閑話をひとつ。
天文趣味からはかけ離れてしまいますが、理科系の話題ということで…。
中谷宇吉郎の科学啓蒙書の代表に『雪』というものがあります。
(現在は岩波文庫に版あり)
しんしんと冷える研究室の中で雪の結晶を丹念に観察し、
結晶の形状を分類し、
また人工的に雪の結晶を作る実験装置に取り組まれているのですが、
ひとつひとつの言葉の連なりがとても慎ましく、どことなくひそやかな気持ちにさせてくれる本でした。
まだ拝読されてなければ是非。

と言っても、北海道はこれから真冬日も続きますし、
雪が降っても雪かきと交通の心配ばかりが先立ってしまい、
ロマンティックな空想に耽ることもままならないのが現状…と溜息。

_ 玉青 ― 2012年01月12日 05時48分02秒

中谷博士の『雪』は私も大好きな本です。
文章も滋味豊かで、まさに科学と文学を橋渡しするような本ですよね。

ところで雪の話題を書くとき、「雪が悩みの種だという人も大勢いるのに、あまり能天気なことを書くのもなあ…」と、いつもちょっと後ろめたい思いがしています。
でも、雪を見ると子どもの頃の喜びがまざまざとよみがえって、つい書かずにはおれないんですよね。雪国の方には、この場を借りてご容赦!
(細波さんへのレスを勝手に借りて申し訳ありません・笑)

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