鉱物Barの季節が もうじきやってきます。 ― 2012年07月31日 06時15分56秒
ロンドン五輪の陰に隠れて、今年は甲子園の扱いが小さいのは遺憾です。
耳を圧する蝉の声、直射する太陽、入道雲。
もうじき夏の影が極限まで濃くなり、その瞬間、季節は秋へと動き始めます。
耳を圧する蝉の声、直射する太陽、入道雲。
もうじき夏の影が極限まで濃くなり、その瞬間、季節は秋へと動き始めます。
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さて、8月の足音とともに、そぞろ気になり出すイベントのご案内です。
晩夏の宵に、月光を浴びて幻のごとく出現する不思議なお店。
鉱石(イシ)を見ながら酒を呑む、フジイキョウコさんプロデュースの「鉱物Bar」が今年も開店します。今回のテーマは「玻璃(はり)」。
■ 鉱物Bar vol.5 「玻璃」
○日時 8月17日(金)~26日(日)<月・火定休>
15:00~21:00 (最終日20:00)
○会場 GALLERY みずのそら
東京都杉並区西荻北5-25-2(JR西荻窪より徒歩10分)
○備考 土日限定の特別メニューは、時間指定の予約制。
その他イベント詳細は→ http://www.mizunosora.com/event108.html
○日時 8月17日(金)~26日(日)<月・火定休>
15:00~21:00 (最終日20:00)
○会場 GALLERY みずのそら
東京都杉並区西荻北5-25-2(JR西荻窪より徒歩10分)
○備考 土日限定の特別メニューは、時間指定の予約制。
その他イベント詳細は→ http://www.mizunosora.com/event108.html
DMによれば、「鉱物標本や理化学ガラスなど、夏に涼をよぶ、透明感あふれるモノと酒肴を集めました」とのこと。
鉱物とガラス、透明で硬質なイメージが交錯する世界を漂いながら、涼しげな酒肴(by フルタヨウコさん)や和菓子(by wanokashi89さん)を愉しむ夕べとなりそうです。また、硼珪酸ガラスを素材にしたオブジェ、アクセサリーを制作されている「涙ガラス制作所」さんのスペシャル作品も登場です。
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玻璃。仏典とともに伝来した語です。サンスクリット語で「水晶」の意味。
そこから「ガラス」の意味に転用され、さらに火山岩中のガラス状物質についても、この語で呼ぶようになりました。
ガラスは透明で、硬くて、冷たくて…およそ人間とは対照的な存在です。だからこそ、人はガラスに惹かれるのでしょう。
しかしその一方で、ガラスは結晶構造を持たず、熱を加えればしんなりと柔らかくなり、その製品は脆くはかない。その意味において、非情の鉱物よりは有情寄りであり、どことなく人間味を帯びた存在だとも言えます。そこにまたガラス独自の魅力もあるのでしょう。
鉱物は遠い憧れの対象であり、ガラスは良き友人だという気がします。そして二人とも文句なしに美しい。もう1人の良き友人である「お酒」とともに、その美を静かに愛でてみたいです。
(なお、去年のイベントが vol.3 で、今年が vol.5 になっていますが、vol.4 はフジイさんの『鉱物見タテ図鑑』の出版記念イベントを兼ねて、昨年9月に開催されました。)
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